定番シリーズが3年ぶりにモデルチェンジ

デノン、オーディオ回路を進化させたエントリークラスのプリメイン「PMA-390RE」

公開日 2012/05/17 10:54 ファイル・ウェブ編集部
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デノンはエントリークラスのプリメインアンプ“390”シリーズをリニューアル。進化した「Advanced HCシングルプッシュプル回路」を搭載し、安定感のあるサウンドを獲得した「PMA-390RE」を6月中旬に発売する。価格は50,400円(税込)。


PMA-390RE(ブラック)

シルバー
本機は、2009年に発売された「PMA-390SE」(関連ニュース)から約3年ぶりのモデルチェンジとなる製品。

一般的なトランジスターの3倍の電源供給能力を持つHCトランジスターを採用した回路が、新たに「Advance HCシングルプッシュプル回路」に進化。音質変化の大きい入力カップリングコンデンサーを排除し、信号経路をシンプル化したことで鮮度の高い再生を可能にしたという。パワーアンプの入力段にはDUAL FETを採用し、ペア特性を揃えた選別品を用いることで安定動作を実現している。電源部には瞬時電流供給能力に優れ、従来機の1.5倍にあたる電流容量を持ったショットキーバリアダイオードが搭載されている。

筐体内部はパワートランスのマウント部に1.6mm厚の鋼板プレートを追加。トランスから発生する振動とともに、外部の振動がトランスに伝わるのを抑える構造とした。振動元になるトランスもインシュレーターを介して直接伝えることで、シャーシが受ける振動を低減して、隣接するパワーステージとヒートシンク部に振動が伝わりにくい構造としている。

電源トランスはオーディオ系とコントロール系で巻線を分離。レイアウトによる回路の分離と合わせて、徹底して相互干渉を排除することで、電源部からのオーディオ信号ラインへのノイズの流入を抑える。これにより、広がりのあるサウンドを実現する。

本体にはMMタイプのPhoneイコライザーアンプを搭載。Phono回路/プリアンプ回路/パワーアンプ回路など大小様々にレベルが異なる信号の回路レイアウトを分離して、回路間の相互干渉を抑制する設計を採用した。また入力から出力までの信号ラインを極力短く配置するミニマム・シグナル・パス・サーキットにより、信号の劣化を抑えてクリアな再生音を実現している。

背面端子部

スピーカーターミナルには透明タイプのターミナルを採用し、信号劣化を抑えている。スピーカーA/Bの2系統切換にも対応する。


【問い合わせ先】
デノン お客様相談センター
TEL/044-670-5555

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドDENON
  • 型番PMA-390RE
  • 発売日2012年6月中旬
  • 価格¥50,400(税込)
【SPEC】●定格出力(両チャンネル駆動時):50W+50W(8Ω、20Hz〜20kHz、T.H.D.0.09%) ●実用最大出力:100W+100W(4Ω、JEITA) ●全高調波歪率:0.01%(1kHz、8Ω) ●出力端子:スピーカー A or B 4〜16Ω、スピーカー A+B 8〜16Ω ●入力感度/インピーダンス:LINE 105mV/47kΩ(ソースダイレクトOFF時)、PHONO 2.5mV/47kΩ ●周波数特性:5Hz〜100kHz +0、-3dB ●SN比(Aネットワーク):LIN 107dB(ソースダイレクトON時)、PHONO 86dB(入力短絡時、5mV入力時) ●消費電力:200W ●外形寸法:434W×121H×308Dmm(足、ツマミ、端子を含む) ●質量:7.1kg