新ライン「TRX」が登場

【ハイエンドショウ】トライオードが新製品群を大量発表 − Zonotone初のUSBケーブルも登場

公開日 2010/05/21 17:59 ファイル・ウェブ編集部
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本日から開幕した「ハイエンドショウトウキョウ 2010 SPRING」。トライオードは事前に予告していたとおり、新製品群を多数発表した。

同社が特に力を入れているのは、新たに展開する「TRX」シリーズ。これまで同社のアンプは型番が「TRV」から始まっていたが、TRXは従来の同社アンプのレッドからダークチェリーに変更し、フロントパネルのデザインも変更するなど、落ち着いた雰囲気にしたという。

プリアンプ「TRX-1」

パワーアンプ「TRX-P6L」

プリアンプ「TRX-1」はリモコン付きのモデル。パワーアンプ「TRX-P6L」は6L6GC/KT88/EL34を差し替え可能な製品で、トップパネルのスイッチで切替が可能。ともに8月頃の発売を予定し、価格はいずれも199,500円(税込)。なお両機は従来と同じレッドのモデルも販売する予定だという。

パワーアンプ「TRX-P6L」はトップパネルのスイッチで真空管の切替が可能

また参考出展として、小型の6BQ5管を使ったプリメインアンプ「TRX-PM84」も展示。今秋に12万円程度で販売を開始する。出力は15W+15Wで、ヘッドホンアンプとしても利用可能。

プリメインアンプ「TRX-PM84」

さらに同じく秋の発売を予定する製品として、ヘッドホンアンプ「TRX-HD82」も展示。価格は8万円程度を見込む。ヘッドホン端子は2系統を装備している。

ヘッドホンアンプ「TRX-HD82」

なお上記の「TRX-PM84」と「TRX-HD82」の2モデルはUSB-DACを内蔵する予定。出展したプロトタイプは上部にUSB端子を備え、USBメモリ内の音楽を再生する仕様となっているが、製品化の際には背面にUSB端子を設け、PCとの接続も可能にする可能性もあるという。

また同社は、プリメインアンプキット「TRK-3488」も出展。6〜7月を目途に8万円前後で出荷を開始する予定だ。型番からも分かるとおり、EL34管とKT88管を差し替えることが可能。同社担当者によると「自作の際に難易度の高いRCAターミナルの配線などをあらかじめ行っており、測定器が無くても製作できるなど、かんたんに作れることにこだわった。これまでアンプを作ったことのない方でも、丸1日あれば作れるのではないか」とのことだ。

プリメインアンプキット「TRK-3488」

トライオードが取り扱うZonotoneのケーブルにも新製品が登場した。「6N・USB-Grandio 2.0」は同社初のUSBケーブル。6N銅を中心に純銀コートを施したHigher-OFCを組み合わせ、信号伝送用メイン導体と電源部の導体も太くしている。シールドはトータルで3重、ジャケットもナイロン編組による2重としており、外来ノイズの遮断にもこだわった。A-Bタイプのみで、0.6mが11,550円、1.2mが13,650円(ともに税込)。

USBケーブル「6N・USB-Grandio 2.0」

ヘッドシェル「Z・SHELL 10」

またZonotoneからはヘッドシェル「Z・SHELL 10」も新製品として登場した。価格は24,150円(税込)。共鳴を防ぐため、剛性と耐振性に優れた4.2mm厚のアルミ合金を採用し、特殊なハードアルマイト処理を施した。自重は15g。

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