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“究極”のSACDソフトが登場

ユニバーサルミュージック、SHM仕様の高音質SACDを発売

季刊・オーディオアクセサリー編集部
2010年04月15日

SA-CD〜SHM仕様〜「レット・イット・ブリード」
CDの基板となるポリカーボネートを透明性の高い特殊タイプに変更し、高音質化を図ったSHM-CD。一昨年より大きな話題となって、新素材によるCDソフトのクオリティ向上のきっかけとなったことは、すでにご存じのことだろう。

その手法をSACDに応用した、究極ともいえるSACDソフト「SA-CD〜SHM仕様〜」がユニバーサルミュージックより登場する。

コンセプトは「原点回帰」と「新素材」。現在主流のハイブリッド型SACDは、SACDレイヤーの上層にCDレイヤーを併せ持つことで、通常のCDプレーヤーでの再生に対応している。つまりハイブリッド型SACD層の反射膜は、CD層にレーザーを届かせるために、ある程度の透過性が必要になる。

今回のシリーズでは、SACD本来の姿に立ち戻り、SACD層のみを有するシングルレイヤー型とすることで透過性を排除し、音楽情報を余すところなく読み取るに十分な反射率を確保。また、すべての作品においてSACD層は2chのみに特化している。

一方、レーザーが反射膜までの距離をより正確に往復できるよう、基板にはクリアな液晶パネル用ポリカーボネート素材を採用。これは、2007年に開発され高い評価を得たSHM-CDと同じ素材で、通常のSACDと比べ透明性はもちろん、より正確なピットを形成するために必要な流動性にも優れているという。

さらに、今回ラインナップされる各タイトルは、既存のDSDマスターから、あるいは国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスターまで、最良のものを厳選して使用している。“SHM仕様"のSACDだからこそ再現できるマスタークオリティを実現したといえそうだ。詳細なレポートは5月21日発売のオーディオアクセサリー137号に掲載される予定となっている。期待していただきたい。

SA-CD〜SHM仕様〜「ゲッツ/ジルベルト」

SA-CD〜SHM仕様〜「ブラームス:ドイツ・レクイエム」

「SA-CD〜SHM仕様〜」の第1回の発売は2010年6月23日で、名盤ばかり20タイトルを揃えた。すべて初回限定となっており、価格は¥4,500 (税込)。気になるものがあれば早めに予約をしておいた方がいいだろう。

また、本ソフトはCDショップばかりではなく、オーディオショップでも発売される予定であり、クオリティへの自信の程がうかがえる。オーディオファンにこそ聴いてもらいたい高品位ディスクだ。

第1回の発売タイトルは以下の通りだ。なお前述の通り、ソフトはSACD対応プレーヤー専用ディスクなので、通常のCD専用プレーヤーで再生することはできない。

【第1回 2010年6月23日発売タイトル】
●ロック/ポップス 10タイトル
「レット・イット・ブリード/ザ・ローリング・ストーンズ」
「フーズ・ネクスト/ザ・フー」
「いとしのレイラ/デレク・アンド・ドミノス」
「461オーシャン・ブールヴァード/エリック・クラプトン」
「童夢+2/ザ・ムーディー・ブルース」
「彩(エイジャ)/スティーリー・ダン」
「シンクロニシティー/ポリス」
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」
「フィルモア・イースト・ライヴ/オールマン・ブラザーズ・バンド」
「ホワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ」

●ジャズ 5タイトル
「ゲッツ/ジルベルト/スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト」
「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン/ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」
「至上の愛/ジョン・コルトレーン」
「エラ・アンド・ルイ/エラ・フィッツジェラルド」
「サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1/サラ・ヴォーン」

●クラシック 5タイトル
「ブラームス:ドイツ・レクイエム/カラヤン指揮ベルリン・フィル、他」
「サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン》/バレンボイム指揮シカゴ交響楽団、他」
「バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他/ショルティ指揮シカゴ交響楽団」
「リスト:ピアノ作品集/クラウディオ・アラウ(ピアノ)」
「バッハ:管弦楽組曲第1番、第2番/リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、他」

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