マランツ、「B&W 800D」の実力を引き出すフラグシップ モノラルアンプを発売

公開日 2006/08/25 19:27
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MA-9S2
(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、モノラルパワーアンプの新フラグシップモデル「MA-9S2」を10月より発売する。価格は735,000円(税込)。

2002年に発売した「MA-9S1」の後継モデルとなる本機は、「B&W 800Dのパフォーマンスを存分に引き出すために用意した」という新フラグシップモデル。

入力直後のボルテージアンプ部は、MA-9S1の構成から一新し、全ステージHDAM-SAを使用した電流帰還化を実現。さらなる高S/N化を図っている。

パワーバッファーアンプブロック部は、瞬時電流供給能力を重視した電流帰還型とし、電流リミッターの廃止やパワートランジスターのエミッター抵抗値の極小化などにより、約150Aという瞬時電流供給能力を実現している。


内部構造

改良を図ったブロックケミコン
またSC-7S2と同様、アンプ回路は安定したフルバランス構成を採用した。入力信号を最短の距離で伝送するため、パワーブロックは左右に横断する形で配置。入力された信号はパワーバッファーアンプで電力増幅された後、ダイレクトにスピーカー端子に出力される。

電源部には、新開発の2段コアトロイダルトランスを採用。低振動かつ低漏洩磁束化を実現したというこのトランスにより、特にSN感の向上を実現している。また電源回路にはチョークインプット方式の高性能電源平滑回路を採用し、高音質化を図っている。さらにブロックケミコンは、22,000μFから33,000μFに大容量化している。

入力端子はバランス1系統、アンバランス2系統の合計3系統を装備しており、フロントパネルのつまみで切り換えが可能だ。

【問い合わせ先】
株式会社 マランツ コンシューマー マーケティング
お客様相談センター
TEL/03-3719-3481

(Phile-web編集部)

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  • ブランドMARANTZ
  • 型番MA-9S2
  • 発売日2006年10月
  • 価格¥735,000(税込)
【SPEC】●定格出力(20Hz〜20kHz):300W(8Ω負荷)、600W(4Ω負荷) ●全高調波歪率(20Hz〜20kHz 8Ω負荷):0.01% ●出力帯域幅(8Ω負荷 0.05%):5Hz〜55kHz ●周波数特性(CD、1W、8Ω負荷、+0dB、-3dB):5Hz〜150kHz ●SN比:123dB(バランス入力) ●消費電力:450W ●外形寸法:459W×198H×451Dmm ●質量:37.4kg