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音楽を聴きながら楽しく運動を

ダイエットやスタミナ増強にも − ボーズ「SoundSport Pulse」心拍計の活用法をプロトレーナーに聞いた

公開日 2017/04/17 10:30 構成:ファイルウェブ編集部
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聞くと、内田氏は以前からBluetoothイヤホンを使っていたそうだが、音が途切れやすかったり、イヤホンのケーブルが耳に擦れたり腕に触れてストレスになったりなど、色々と不満点があったとのこと。そういった不満点が解消されていることがとにかく嬉しく、また音の良さにも驚いたという。

音の良さにも驚いたと内田氏は語る

「走ったり運動したり、というのは基本的にキツいのですが、音楽があるとうまく気分を乗せられます。音楽は武器だな!と改めて実感しました」。

ではSoundSport Pulseのキモである心拍計について聞いてみよう。さっそく内田氏に、心拍数を計測しながら運動する、いわゆる「心拍トレーニング」の目的について聞いてみた。

心拍トレーニングは疲れにくく引き締まった体を作るにも有用

「心拍トレーニングは本来、アスリートが心臓や肺の能力を強化してスタミナを付けるために行うものですが、一般の方が疲れにくい体や引き締まった体をつくるためにも有用です」。

「心臓とは、血液を送り出すポンプです。何のために血液を送り出すかというと、かんたんに言うと体中の細胞が元気に活動できるようにするためですね。細胞が元気に活動するには、何といっても血液中の酸素が必要です。運動中の体は、心拍数を多くしてたくさんの血液を送り出すことによって、たくさんの細胞に酸素を届けることができ、全身が元気に活動できるというわけなのです」。

ここまでの話は、初歩の保健体育で習う内容なので、ご存じの方が多いはずだ。

「ただし心拍数が多くなると疲れます。でもそれに慣れてくると、心臓などが鍛えられてより多くの血液をより楽に送り出せるようになるのです。そのように心臓などを鍛えてあげるためには、日常の心拍よりもちょっと多い程度の負荷をかけてあげないといけません」。

日常の心拍数より少し多い程度の負荷をかけるのがポイント、と内田氏

それでは、どの程度の負荷をかけると心臓などが鍛えられるのだろう。

「心臓などを強くするには、息が軽く弾むくらいの運動で、ある程度の時間をかけないといけません。そうしないと体が慣れてこないのですね。少なくとも10分以上、負荷をかけた状態を続けてください」。

内田氏はまた、痩せるために運動する際も、10分以上の運動を行うことが重要と指摘する。

「なぜ10分なのかというと、人間はまず糖質をエネルギーに使い、時間が経つにつれて脂質の燃焼割合が高まるからです。脂質の燃焼率が糖質の燃焼率を上回るまで10分以上の時間を要し、そこから脂質の燃焼度合いが高まります。つまり10分以内の運動では、ほんのわずかな脂肪しか燃焼しません」。

10分以上運動するというと、運動する習慣がない方は「長い」と思うかもしれない。では、どういう運動が良いのだろう?

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