オーディオ買取専門店に聞いた!使い込んだスピーカーでも高価買取になるコツとは?
オーディオ機器の高価買い取り、実績ナンバー1を誇る買い取り専門店のオーディオランド。今回は、その膨大な買い取り件数によって得られたノウハウから、スピーカーを使用する上で注意すべき傾向と対策を伺った。スピーカーの取り扱いや今後の買い取りの参考にしてほしい。

計6モデルのスピーカーで注意したいポイントを紹介
筆者はアナログの時代からヴィンテージ歴も長く、好きな音楽や時代に合わせて、これまで何台もスピーカーを購入してきた。その経験から「メンテナンスをしっかりやっておけば良かった」と後悔することがしばしばある。キャビネットの汚れや変色、ユニットの劣化など……。
そこで今回は、年間3万点以上の買い取り実績を誇る買い取り専門店のオーディオランドに、これまで使用してきた歴代スピーカーを例に、正しいメンテナンス術や買い取り価格の実例についてお話を伺った。
1:JBL/LE8Tのメンテナンス術
1960 - 70年代にかけての銘機といえば、アルテックのA7やJBLのオリンパスといった大型スピーカー。これらをマッキントッシュのアンプで鳴らすというのが当時のマニアのステータスだった。だが筆者は、その時期にヴォーカル系や繊細でクラシカルな音楽へと嗜好が変化したため、シングルコーンのLE8Tを愛用していた。しかし、次第にエッジが硬化して動きにくくなってしまった。
ーーオーディオランド JBLをはじめウレタンエッジを使用しているユニットは、日本の湿度関係上、どうしても変化するものですので、劣化した場合は交換をお薦めします。また、違う素材への交換は査定でマイナスに作用するので注意が必要です。
2:スペンドール/BC2
コンパクトな英BBCモニター系に興味が移り、その代表がスペンドールのBC2とBC3だった。
ーーオーディオランド よくある症状が音のバランスが変わってしまっていることです。低音の歪みは、エッジ交換で改善します。トゥイーター等もベストセラー商品ですので、いまでも部品を入手することができます。また、サランネットの劣化や破れについては、当店ではスペンドールやJBLなど、生地の在庫を確保しておりますので、出来る限り減額査定にならないようにしています。
3:スペンドール/S100
ーーオーディオランド ユニット取り付けネジ部にゴムバッフルが付いているため、本体は破損しにくいですがゴム部の劣化や白濁がたまに見受けられます。こちらはアーマーオール等で軽く拭いた後、乾いた布で拭くことで良く映えます。状態の良いものでしたら、最近でも30万円程度の買い取り実績があります。
4:ロジャース/PM510
BBCモニターLS5/8をベースに、パッシブの2ウェイとしたスピーカー。
ーーオーディオランド トゥイーターは、新品で入手が可能ですが、低音ユニットのR305ポリプロピレンコーンを使った特殊なユニットのため、当店でも外部に修理委託しております。
5:ローサー/PM6
英国ローサーの160mmユニットを昔友人から譲り受け、国産キャビネットに入れて鳴らしている。
ーーオーディオランド ダブルコーンの状態や変色が気になる部分かと思います。その場合も外部でのメンテナンス委託になります。買い取り価格は、外見状態(動作問題なし)で差が出まして、8万〜15万(ペア)程度です。
6:モニターオーディオ/プラチナムPL300
愛着のあるスピーカーだが、バッフルの高級レザー張り(ベントレーと同じ)の部分が硬化して変色してしまった。
ーーオーディオランド 自然革はなめしの際に使う薬剤や取りつけ時のボンドなどがつき、日本の湿度などで変化して汚れになっていきます。拭いて取るものではなく、専門性が求められるので普段は購入時に付属するウエスや柔らかい布で乾拭きするのが最良です。自然革の汚れは、当店で減額査定の対象にはなりませんのでご安心してください。
オーディオランドで安心して買取できる3つの理由
年間3万点を誇る圧倒的な買取実績
5箇所の拠点から日本全国無料出張
オーディオマニアのスタッフが査定
オーディオランドの取材は毎回親切な回答で好印象だ
このように筆者も知らないほどの卓越した知識で、これからスピーカーを扱う上でも注意すべきポイントや発見が数多くあった。日頃から正しいメンテナンスを心がければ、愛着のあるスピーカーが常に最大限のパフォーマンスを発揮することができるし、たとえスピーカーを買い替えたくなった時がきても、買い取り価格を上限に近づけることだってできる。
また、オーディオランドの取材では、毎回親切で具体的な回答を頂けたことが好印象であった。実際の買い取りサービスでも、このような丁寧な対応を心がけているのだろう。そして最後に、オーディオランドから読者へのメッセージをいただいたので紹介しよう。
ーーオーディオランド 欧米の商品は日本の気候に合わない部分も多く、メンテナンスは必要不可欠です。たまに見てあげたり拭いてあげることで、早期発見ができたり、良い色合いの箱に仕上がることができます。例えば、クラシック・カーの世界でも、問題があればコツコツ直していく、そういった楽しみもあるようです。
私共は自社、提携業者などを含め多数のネットワークで対応しますので、たとえ劣化していても最低限の減額で買い取り査定させて頂いております。オーディオの買い取りで少しでもお悩みがございましたら、まずは当店にご相談いただけますと幸いです。
Q&A 素朴なギモンにオーディオランドのスタッフが答えます!
Q1.査定額アップのポイントは?
A1.オーディオは聴いて楽しむのは勿論、観て楽しむという点もあることからやはり外観は大事です。ご購入時から仕舞いっぱなしになっている付属品なども事前にチェックいただけたらと思います。近年元箱の重要性も高まっており、プラス査定になりやすいです。
Q2.査定額に納得できなかった場合は?
A2.精一杯がんばらせていただきますが、査定額にご納得いただけなかった場合はお断りいただいて問題ございません。またお断りされたからと言って、出張費などの費用をいただくことも勿論ございませんのでご安心ください。
Q3.壊れている(眠っている)ものでも買い取ってくれる?
A3.当店では自社メンテナンス工房を設けることによって、壊れていても当店にて修復できる状態でしたら、限りなく動作品に近い査定価格の提示が可能です。
Q4.もしくは大量でも買取してくれる?
A4.買取に点数は関係ございません。1点からでも出張買取りいたします。もちろん大量でも1点1点丁寧に査定いたします。
Q5.最近、値段が上昇しているジャンルは?
A5.昨今はご自宅で過ごす時間が多くなりオーディオ機器全体的に上昇しておりますが、特にレコードプレーヤーやオープンリールデッキの往年の銘機など、アナログ関係はやはり昔より上がっているのでは? と感じます。

(提供 : オーディオランド)
本記事は『季刊・オーディオアクセサリー 187号』所収記事を一部現在の状況にあわせて修正し、転載したものです
