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知ってた?iOS 18で「カレンダー」アプリがかなり強化されていた

公開日 2024/12/07 10:57 高橋 敦
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iPhone標準のカレンダーアプリの明確な弱点のひとつは、月表示の情報量が皆無なことでした。予定がある日にも●マークが表示されるだけで、その予定の内容を一目で確認することはできなかったのです。

これまでは「●マークのある日をタップして画面下部に表示されるその日の予定を確認」という手間が必要でした

ですが、「でした」「できなかった」という書き方からもおわかりでしょう。それはもう過去の話。先日リリースのiOS 18にてカレンダーアプリの月表示は、月表示を得意とするサードパーティ製アプリにはまだまだ追いつかないものの、それでもぐっと使いやすく強化されました。月表示でも、●マークではなく、予定内容自体をテキストで表示することも可能になったのです。

月表示をぱっと見るだけで、いつにどんな予定があるかを把握できるようになりました

カレンダー上部のメニューボタンから[コンパクト][スタック][詳細]の表示形式を選択可能になっており、そのうち[詳細]がその表示になっています。[コンパクト][スタック]も予定の件数がわかりやすくなっていたりカレンダーの色分けが反映されていたりと、以前の●マークよりずっとわかりやすいです。

表示形式変更のメニューから[詳細]を選ぶと予定自体のテキスト表示に

[コンパクト]表示でもマークの長さと色分けでその日の予定数や予定内容をふんわり示してくれます


[スタック]表示も同じく、スケジュールのざっくりとした把握には十分に役立ちます

さて、、この新しい月表示でも「月表示を得意とするサードパーティ製アプリにはまだまだ追いつかない」というのはどの部分を指しているのでしょう?

それは表示できる予定の件数です。標準のカレンダーアプリの詳細表示は、1日2件の予定までしか一覧はできず、それ超えると「+2」といった追記で溢れがあること知らせる形になっています。そこからその日をタップしてリスト表示に切り替え、全ての予定を確認する流れです。


こちらの「シンプルカレンダー」はその名の通りにすっきりとした表示でありつつ、設定次第で表示件数をかなり増やせます
対してサードパーティのカレンダーアプリの一部は、より小さなフォントの使用などによって、何件もの予定を詰め込んで表示。多くの予定を入れがちでそれをカレンダーアプリで管理している方にとっては、今後もそういったサードパーティアプリの方が使いやすいことでしょう。

とはいえ、そこまで予定を詰め込んでいない、そこまでカレンダーアプリには頼り切ってはいないといった感じでしたら、強化された標準カレンダーアプリの月表示も十分に実用的。これまでは敬遠していた方も、改めてその使い心地を確認してみてはいかがでしょうか。

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