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Apple Storeでクリエイターを育成。「Today at Apple Creative Studios」開催レポート

2022/07/06 山本敦
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アップルは、Apple丸の内において、学びの機会を求める若きクリエイターたちへの文教セッション「Today at Apple Creative Studios」を無料で開催している。プログラムは約4週間にわたり開催されるが、今回は折り返し地点を過ぎた3週目の模様を取材した。

Apple丸の内で若きクリエイターを集めて開催された「Today at Apple Creative Studios」

アップルは以前から直営店「Apple Store」のイベントスペースを活用し、iPhoneやiPadなどのデバイスやアプリ、サービスの活用方法などがテーマの無料セッション「Today at Apple」を開催してきた。2020年の春以降は、新型コロナウィルス感染症の影響拡大を受け、店舗でのリアル開催を控えていたが、今年から感染症対策を施しつつ、各ストアで参加者を招いた対面形式を再開している。

Today at Apple Creative Studiosは、2021年夏にアメリカと中国から先行するかたちで始まり、今夏からは東京を含む世界14都市に開催エリアを拡大する。参加費用は無料で、これは通常のセッションと同様だ。通常のToday at Appleのセッションは1回1テーマで完結するところ、今回の特別セッションでは約4週間にわたる長期間のカリキュラムが組まれている。

日本で初開催となる “Creative Studios Tokyo” には、NPO団体サンカクシャの呼びかけを通じて15名の参加者が集まった。7月5日にApple丸の内で開催されたセッションの第3週目には9名が参加。「写真とビデオ」をテーマに様々なクリエイティブワークを学んだ。

4週間にわたるプログラムの中で、アップルのデバイスやアプリを活用した「写真とビデオ」の創作テクニックを学ぶ

セッションは午後の3時間を使って行われた。前半はiPhoneのカメラを使ってポートレートや動きのある連続写真を撮影する体験型のもので、後半は撮影した写真をiPadとApple Pencil、Keynoteアプリを使いこなして作品に仕上げるまでの、内容の濃いレクチャーだった。

屋外でポートレートや動きのあるダイナミックな写真を撮影するテクニックを学ぶフィールドワークを実施

アップルのデバイスやアプリの基本的な使い方については、Apple Storeのスタッフが参加者ひとり一人と対面しながら丁寧に伝えていた。またCreative Studios Tokyoのセッションは、各専門分野で活躍するアーティストたちがメンター(コーチ)として付き、参加者の学びをサポートすることにも特徴がある。

写真を中心とする作品に仕上げて、参加者どうしで評価を交わした

今回はビデオクリエイターのKENJI氏、写真家のKOOMI KIM氏がメンターを勤め、参加者たちと一緒にアップルのデバイスを手にしながら、クリエイティブワークの楽しさを伝えていた。

メンターのKENJI氏(左)とKOOMI KIM氏(右)

なお、7月9日(土)13時半からの開催を予定するCreative Studios Tokyoは、1週目からの参加者には対面形式のセッションとなるが、別途オンラインでの参加を募るかたちで一般にも開放される。

セッションにはゲストとして、バンドCVLTEのボーカルを務めるaviel kaei氏が登壇。歌詞制作のノウハウを共有する形式で、iPhoneやiPadを使って「自分の気持ちを文字や言葉で表現する」というテーマを予定する。詳細はアップルのホームページにある開催概要から確認できる。

今後もアップルは世界各地で、Today at Apple Creative Studiosを展開する予定だ。日本でも良い反響を得ているそうなので、今後も継続的に実施されることを期待したい。

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