相当な開発コストをかけたという専用リモコン。これ1台で、DVDやBSデジタルチューナー、AVアンプなど、すべての機器を集中的に操作できる。煩雑になりがちな機器の操作が劇的にカンタンになるのだ。(写真をクリックで拡大)

様々な機器をこれ一台で統合コントロールできる!

ホームシアターシステムといえば、機器の数だけリモコンがある。両手にかかえきれないくらいのリモコンを持ち、5.1チャンネルのAVアンプやビデオにDVDプレヤー。そしてチューナー、プラズマディスプレイ……と、次々に操作して初めて画も音も楽しめる。これではスマートにホームシアターを味わうにはほど遠いわけだ。

「eカラーコレクション」がエラいのは、そんな機器ごとのメンドーなリモコン操作を、専用の「シアターリモコン」に集結させてしまったこ点だ。内蔵の1チップマイコンにすべての機器のリモコンコードをメモリーさせ、たった一本の操作にてOKとなる。しかも普段使う機能のみに絞りこみ、ボタン配置もシンプルで簡単。ひとつのリモコンから、ピッピッと異質の赤外線信号が各機器に送られるのだ。これは賢い。開発コストをかけているだけに、ほかでは味わえないフィーリングなのだ。

主な機能を見てみよう。映像ではプラズマの入力自動切り替え、そして標準/ハイビジョン放送に画面サイズのセレクトなどだ。音声系の方は、AVアンプの自動入力セレクトはもちろん、音量+/−、消音もワンタッチにてOK。DVDやD−VHSビデオの一発コントロールも思うがままだ。

例えばプラズマで番組視聴中に、ちょっとDVDが見たくなった。そのときはリモコンのDVDボタンで、すぐさま色差入力がDVD側に切り替わって懐かしい名画の視聴。また番組に戻りたくなったら、停止ボタンでテレビ映像が見られるといった具合だ。これまでは、テレビ(画)とAVアンプ(音)の両方の入力をパチパチ切り替え、DVDプレーヤーの電源ON、スタート……なんてことをやっていた。これは大きな違いである。また主電源というボタンは、押すとVTR意外のコンセント回路をすべて切断するもの。外出、就寝時などにいちいち待機電源を気にしなくていいのはありがたい。