中央にはプラズマディスプレイ、下部キャビネットの両脇にはDVDプレーヤー、BSデジタルチューナー、D−VHSデッキ、AVアンプが並ぶ。ホームシアターの有力ソースを網羅した、何でもこいの豪華さがうれしい

DVDもBSデジタルも楽しめるオールインワン設計

好評のニチコ・ライブシアターに「eカラーコレクション」という新しいシリーズが加わった。これまでのLS−42BPや60BPなど、一連の「ライブシアター」の高級感ある家具調デザインから、みごとに変身だ。若者むけの軽快なカラフルさが好印象なオールインワンシステム。6タイプのカラーバリエーションを揃え、あなたの部屋をカジュアルにスタイリッシュにキメようというスタンスなのだ。

洗練されたスタイルに仕上がった「eカラーコレクション」だが、もちろん、搭載されるAV機器は従来のライブシアターを引継ぐ。プラズマディスプレイは42型と50型の2サイズ展開。スクリーンモデルはない。これは16:9のアスペクトをもつ、NECプラズマXの最新鋭を搭載。DVDプレーヤー「XV−D701」とAVアンプ「RX−V600」はビクター製で、BS関連はBSデジタルチューナーが「TU−BHD100」、D−VHSビデオが「NV−DH1」と、パナソニックで固めている。フォステクスの協力で生まれた5.1チャンネルのスピーカーセットもすべて収納し、DVDもBSデジタルも、みんなこの一台で楽しめる。しかも、モデルはこれ以外ダメというわけではなく、システムに不都合を来さない程度に変更することも可能だ。これはいい!

そして、これらの新鋭マシンを集中コントロールするシアターリモコンがとても秀逸なのだ。すべての機器がまるで一本の糸で結ばれたようにみごとな連携プレイ。それに意外とコンパクトにまとまっているのも嬉しい工夫だ。これまでよりもちょっぴりダウンサイジングされ、タタミ1畳分もないスペースに感動のデジタルシアターの出現である。

「そんなに豪華なら高いんでしょ…」という声が聞こえてきそうだが、eカラーコレクションは50インチモデルが168万円、42インチモデルが118万円。普通に買えば、プラズマとBSデジタルチューナーだけで、これに近い価格になってしまう。eカラーコレクションがいかにリーズナブルかお分かりだろう。しかも、これをなんと月々3万円のローンで手に入れることができるコースも用意されているのだ。