【群馬・岡田邸】機器や配線は見せたくない! 壁面収納でスマートシアター

ホームシアターファイル編集部
2012年12月17日
機器や配線は見せたくない!
壁面収納でスマートシアター


「この部屋は当社にあるレクリエーションルームです。従業員みんながリラックスでき、様々な用途で遊べる空間にしようと、ホームシアターをつくろうと思いました」と、オーナーの岡田さん。

岡田さんが計画当初から導入を決めていた壁面収納「キュビオス」の導入と、高級感のある部屋の雰囲気を損ねないこと。この要望をうけて、タカシン電気の平沢靖章氏はビルトインシアターをインストールした。リアスピーカーは埋め込み、エプソンのプロジェクター「EH-TW8000」も昇降機を使って隠した。100インチのスクリーンは垂れ壁を設けて設置した。プロジェクターに関しては、昇降機を用いることと、スクリーンとの位置関係(スクリーンに比べてプロジェクターの設置位置が上方のため)により、サイズがコンパクトでレンズシフトの幅が広いモデルを選ぶことが大前提だった。その条件を満たすエプソンのEH-TW8000を平沢氏はセレクトした。

部屋の前方は壁面収納でスッキリと。後方にはルームランナーなどの健康器具が設置されている。部屋の広さはやや縦長の24畳。そのため平沢氏はサブウーファーを2つ使い、迫力の重低音で部屋中を満たせるようシステムプランニングした

「設置性の高さで選びましたが、リビングシアターなので明るい映像を投写する点もよかったですね」と平沢氏。実は岡田さんのリビングシアターには、パナソニックのマルチゾーン調光システム、リビングライコンが導入され、ホームシアター時の照明シーンがプリセットされているのだが、そのホームシアター時の照明シーンは視聴位置後方が若干明るく照らし出すように設定されている。そのため、薄く灯りの灯った環境でも鮮明な映像を投写できる、輝度の高い「EH-TW8000」はベストなセレクトだったのである。

多目的に使う空間だから、使うゾーンごとにパナソニックのリビングライコンで調光できるようになっている。左の写真はホームシアターを楽しむときの様子。ソファ後方のダウンライドは落とし、手元だけを照らすようになっている。ちなみに、右の写真にある鏡は、岡田さんの趣味(と言っても腕前はプロ級!)のマジックの練習用のもの。シアターを観るときはロールスクリーンが降りる仕様になっている

また、「岡田さんはスカパーHDを導入してテレビ番組やスポーツなどもご覧になりますので、ブルーレイの映画だけでなく、ビデオ映像も鮮明に楽しめるEH-TW8000はよい選択でした」(平沢氏)。3D映像も美しく表現できる点もよかったという。

さて、岡田さんのリビングシアターでは、フロントスピーカーを含むAV機器はすべて壁面収納に納めた。壁面収納で使われているのはパナソニックの「キュビオス」。AV機器の寸法に合わせてユニットを選択。実際に完成したキュビオスにも一般的なAVラックでは収納が難しいAVアンプや、サブウーファーまで格納してある。美観とホームシアターとしての機能、クオリティを追求した空間をつくり上げたのだ。

プロジェクターはCAVの昇降機HT-70を使って隠している。リアスピーカーもプロジェクターと並列に並べ、ソファ方向にユニットを向けてインストールされている

空間の印象は美しくスマート。多目的ルームだからこそ、普段はホームシアターの存在を感じさせたくない。そんな要望も、壁面収納を組み合わせたビルトインシアターなら叶えてくれる。リビングシアターにもお薦めのスタイルだ。

HOMETHEATER DATA

ホームシアターの広さ●24畳
画面サイズ●100inch


EQUIPMENT LIST

<AV機器>
●プロジェクター:エプソン EH-TW8000
●スクリーン:オーエス E1-100H-085-WF202
●プラズマテレビ:パナソニック TH-L55DT5
●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-BWT620
●ブルーレイプレーヤー:デノン DBP-1611UD
●VHSビデオレコーダー:ビクター HR-PDV3
●AVアンプ:デノン AVR-3313
●フロントスピーカー:KEF Q300
●センタースピーカー:なし
●リアスピーカー:KEF Ci1600QR
●サブウーファー:KEF Q400b×2

<ホームコントロールシステム>
●調光装置:パナソニック リビングライコン
●プロジェクター昇降機:CAV HT-70


INSTALL

設計/タカシン電気 平沢靖章