Bluetoothレシーバーも内蔵

コンパクトかつ音も優秀。米Soundmatters社のポータブルスピーカー「foxL V2」を試す

高橋敦
2010年03月25日
外形寸法143W×55H×35Dmm、質量269gとコンパクトな米Soundmatters社のポータブルスピーカーシステム「foxL V2」。Bluetoothに対応しているほか、「Linear Magnetic Drive」技術によるダイナミックレンジ拡大や「Bass Battery」による低域増強機能などを備えている。本機を高橋敦氏がレポートした。



コンパクトかつ軽量な「foxL V2」

foxL V2の背面右側にはボリューム操作ボタンを配置
メガネケースほどの大きさの筐体にリチウムイオンバッテリーを内蔵して連続再生5時間を確保。ポータブルスピーカーとしての基本的な実用性は余裕のクリアだ。付属アダプターとPCからのUSB給電のどちらでも充電可能なのもうれしい。

操作性も悪くない。電源スイッチと音量ボタンは背面に設置されているので使いにくそうに思えたが実際は、本体自体が小型なので背面にも簡単に指先が届き、そのまま手探りで操作できた。使い慣れれば、例えばベッドサイドに置いて灯りを消したまま操作することもできそうだ。

右サイドには充電もできるミニUSB端子と、外付けサブウーファーと接続できる3.5mmミニジャックがある

左サイドには3.5mmミニジャックとACアダプター接続端子を配置

そして大きな特長となるのがBluetoothレシーバーを内蔵している点だ。携帯電話等とのワイヤレス接続が可能。A2DPプロファイルを採用し、ワイヤレス伝送時の音質損失も最小限に抑えている。

本体前面のマイクは、携帯電話と組み合わせて本機をスピーカーホンとして使う際に活躍。このマイクにはノイズキャンセリング機能が仕込まれており、通話のクリアさも売りのひとつだ。

音質に関わる技術としては、ダイナミックレンジを広げる「Linear Magnetic Drive」と低域を増強する「Bass Battery」がポイントだ。ダイナミックレンジも低域も小型スピーカーでは弱くなりがちであるので、そこを補強する技術の搭載にはうなずける。

iPhone 3GとのBluetooth接続で試聴。ベースやドラムスの太さを感じさせる帯域を適度に押し出し、しかし音像はぶれさせない巧みな音作りがなされている。古めの録音のエレクトリック・ベースの暖かく弾む音などは特に好ましい雰囲気だ。

シンバルやアコギなどの高域はエッジの強い硬めの音色。ボーカルもふわりとした感触にはせずストレートに届けてくる。安定した低域と少しやんちゃな中高域のコンビネーションが持ち味で、ロックやアップテンポのジャズのドライブ感をよく引き出してくれる。


充電池内蔵で持ち運びも可能。キャリングケースも付属する
充電池内蔵でワイヤレス対応であるから、ポータブルスピーカーの中でも特に身軽な一台。いくら身軽でも音が悪ければ持ち運ぶ気は起きないが、本機はその点も納得。優秀なパッケージである。

【製品についての問い合わせ】
販売元:(株)ダンスミュージックレコード
TEL/03-3477-1824
詳細:http://www.dmr.co.jp/shop/g/g2051610010017/

【執筆者紹介】
高橋 敦 Atsushi Takahashi
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退。大学中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。 その興味は演奏や録音の技術などにまで及び、オーディオ評に独自の視点を与えている。

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