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【特別企画】知識と経験を持つスタッフ、誠実な対応が生む信頼

買取案件の25%をリピーターが占める理由とは? オーディオ買取専門店「オーディオランド」に聞く

公開日 2021/11/09 07:00 ファイルウェブ編集部
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中古売買の活発なオーディオ市場において、今注目を集めているのが、福岡に拠点を構える「オーディオランド」だ。実店舗を持たず、出張や宅配での買取を中心に行っている買取専門店で、設立から12年程度と業界的には新顔ながら、なんと月の買取実績のうち、リピーターが25%もの割合を占めるという。なぜそれだけの厚い信頼を得ているのか、サービスを展開しているTunagu株式会社の代表・玉田隆介氏に話を伺った。


はじまりは映画館のスピーカーから

オーディオランドは、福岡に拠点を構えるハイエンド・ヴィンテージオーディオの買取専門店だ。そのはじまりは、ややユニークな経緯によるものだという。

「もともと、映画館や音楽ホールの音響設備を扱う仕事をしていました。映画館というとアルテック社の『A7』やJBLなどのスピーカーがよく使われていますが、取り外した機材は廃棄する、というのが一般的なんです」。

「これを劇場にお願いして買取させてもらい、販売したのが始まりでした。その後調べてみると、劇場の機材よりも小さいのに高額なハイエンドオーディオの存在を知ることとなり、オーディオランドの設立へと至っております」(玉田氏)。

同社の設立は平成21年、西暦でいえば2009年のこと。老舗のショップなどと比べると“新顔”の部類に入るものの、これまで順調に業績を伸ばし続けているそうだ。

「ありがたいことに設立以降、業績は右肩上がりで伸び続けており、昨年はコロナ禍のなかでも前年比20-30%の増益となりました。中でも、月の買取実績の20-25%はリピーターのお客様によるものです。何度も弊社をご用命いただけることは非常にありがたく、信頼いただけていると自負しております」(玉田氏)。

確かにオーディオは、中古市場の活発な製品だ。しかしそれゆえに買取業者も数多く、またオーディオショップであれば、旧品の売却と新品の購入を同時に行える、いわゆる買い替えが可能だったりなど、便利なサービスや魅力的なキャンペーンを展開する業者も少なくない。

そのように多くの選択肢があるなか、なぜオーディオランドには根強いリピーターが生まれるのだろうか。その理由について玉田氏は「知識と経験が豊富で、オーディオにも精通した専門スタッフが在籍していること」を挙げる。

同社内にストックされている買取品の数々。スピーカーやアンプ、プレーヤーなど、さまざまなオーディオ機器を3,000点近くストックしているという

「出張買取をご利用いただく場合は、まずお電話やメールにて製品の状態を確認し、暫定的な買取価格を提示したうえで査定に伺うのですが、弊社スタッフであれば状態の確認だけでなく、この製品であればどういう不具合が起きがちか、といったところまで知っています。そして、もし不具合があったとしても、修理で対応できるかまでその場で判断できますので、よりご満足いただける査定を行えるのです」。

「また、スタッフ自身もオーディオ好きだからこそ、訪問先で『このアンプとスピーカーの組み合わせ良いですよね』『このシステムをお使いということは、ジャズがお好きなんですか?』などと話が盛り上がることも多く、買取業者としても、いちオーディオファンとしても信頼いただけているからこそ、また次も利用しようと思っていただけているのではないでしょうか」。

「社内には常に3,000点近い数の買取品をストックしており、また技術スタッフが日々製品の修理などを行なっております。ちなみに弊社では、買取したオーディオ機器の販売も行っておりますので、買取はもちろん、買い替えを検討されている場合も遠慮なくご相談ください」(玉田氏)。

アバンギャルドやTADなど、超ハイエンド帯の製品も多く扱っている

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