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<山本敦のAV進化論 第192回>

ソニー「Xperia 1 II」開発者に聞いた、プロも納得の贅沢機能を“凝縮”できた理由

公開日 2020/05/28 06:40 山本 敦
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一方でソニーモバイル社内でも、今どきのスマホユーザーの中には「デジタルカメラを持たない層がいるはず」という仮定のもと、そのような人々がαやRXシリーズなど本格的なデジカメによる写真撮影に一歩踏み出せるよう、スマホであるXperia 1 IIが架け橋になるべきという声が上がっていたという。様々な期待を背に受け、Photography Proの開発は進められたわけだ。

Photography Proのユーザーインターフェースは、21対9のシネマワイドディスプレイにとてもよくマッチする。プレビュー画面と操作系アイコンが表示される黒バックの画面の割合がちょうど1対1になっていて、アプリの全景がよく見渡せる。

Photography Proの設定メニュー。キーアサインの詳細が決められる

画面の左側をタッチすると、Autoの他に、こだわりの撮影設定に対応するP(プログラムオート)/S(シャッタースピード優先)/M(マニュアル露出)各モードへの切り替えダイヤルが出現する。Photography Proを起動しているあいだは側面のボリュームキーがズーム操作に切り替わる。

アプリの画面の左側にモード切り替えダイヤルが表示される

そしてXperia 1 IIにもこだわりの「カメラキー」(=シャッターボタン)がある。本体を横向きに構えると、右上側面の位置に物理キーがある。デジタルカメラでは一般的な “半押し” 操作にも対応しており、オートフォーカスをロックした状態でシャッターチャンスを構えられる。特にフォーカス設定を「AF-C/コンティニュアスAF」に設定すると、カメラキーを半押ししている間は継続的にオートフォーカスが作動してピントを合わせ続ける。

音量キーを押すとズーミング操作が行える

カメラキーは半押し操作にも対応。繊細な操作へのレスポンス性能が良い

反対にPhotography Proの場合は、画面のタッチ操作でシャッターが切れるアイコンは設けていない。ハードウェアキーだからこそ、手袋をしたままの状態や、水回りでディスプレイが濡れてる状況でも、不自由なく撮影できるというわけだ。

高機能カメラを搭載するXperiaで「簡単に」きれいな写真が撮れる

従来のカメラアプリとPhotography Proでは、どちらかの方がよりきれいな写真を撮れるのだろうか。三森氏は、どちらのアプリもXperia 1 IIの同じレンズとイメージセンサーを使用するため、Photography ProのAutoモードとカメラアプリの実力は同等、撮れる写真に画質の差はないと説明している。ただし、こだわりのP/S/Mモードを選択し、これらを上手に使いこなせるようになると、より撮影者の意図に近い写真が撮れるようになる。写真を深掘りできる魅力がPhotography Proにあると強調している。

次ページ最大の魅力は「凝縮感」

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