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「映画館で観るのと遜色ない」

『この世界の片隅に』BD/DVD本日発売! 片渕須直監督 単独ロングインタビュー

2017/09/15 聞き手:オーディオ編集部 樫出浩雅
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2016年11月に公開されたアニメーション映画『この世界の片隅に』は、公開時は63館でスタート。人々の感動が広がり、拡散することで、370館まで公開が拡大。現在まで200万人以上が鑑賞し、2017年9月時点でなお上映が続くヒット作となった。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

その深く緻密な内容とクオリティの高さから、本作は第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画第1位、第71回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞・大藤信郎賞などを受賞。また、本作を手がけた片渕須直監督も第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第59回ブルーリボン賞 監督賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画監督賞を受賞するなど、作品、監督ともに数々の映画関連の賞を獲得。さらに、現在は海外での公開も順次進んでいる。

この話題作『この世界の片隅に』のBD/DVDが、いよいよ本日9月15日に発売される(関連ニュース)。それに先立って、片渕須直監督に単独でお話を聞くことができた。作品となるまでの道のりや、作品の内容、BD/DVDについて、その想いを当サイトの読者に直接お伝えしたい。


片渕須直 氏
―Profile―アニメーション映画監督。1960年生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(89/宮崎駿監督)では演出補を務めた。TVシリーズ『名犬ラッシー』(96)で監督デビュー。その後、長編『アリーテ姫』(01)を監督。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(06)の監督・シリーズ構成・脚本を担当。2009年には昭和30年代の山口県防府市に暮らす少女・新子の物語を描いた『マイマイ新子と千年の魔法』を監督。口コミで評判が広がり、異例のロングラン上映とアンコール上映を達成した。また、NHKの復興支援ソング『花は咲く』のアニメ版(13/キャラクターデザイン:こうの史代)の監督も務めている。


インタビューに入る前に、発売されるパッケージ(販売・発売元はバンダイビジュアル)のおさらいをしよう。本編ディスクと特典ディスクがセットになった「BD特装限定版」(9,800円/税抜)、本編ディスクのみの「BD通常版」(4,800円/税抜)、DVD版(3,800円/税抜)の3種類となっている。なお、アマゾンで販売される限定版も用意されている。

「BD特装限定版」(9,800円/税抜)

「BD通常版」(4,800円/税抜)

「BD特装限定版」は、特典ディスクのほか、特製100ページブックレットが同梱。浦谷千恵(監督補・画面構成)による描き下ろしイラストを使った特製収納ケース&インナージャケット仕様となっている。

「BD特装限定版」の中身はこちら

それでは、インタビューの模様を紹介しよう。片渕須直監督は、気さくな口調ながら丹念にインタビューに答えてくれた。

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