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インタビュー

使い手目線によるこだわりが“使う楽しさ”を実現

That's「CD-R for MUSIC」ヒットの理由を企画者に訊く

Senka21編集部
2011年07月26日

当たり前のように思われているデザインの既成概念に向き直り、出した答え。それが新しくなった、ザッツ「CD-R for MUSIC」(関連ニュース)。女性を中心に編成したチームが持ち前の感性で商品企画をリード。使い手目線によるこだわりが、これまでになかった“使う楽しさ”を実現した。そんな商品の開発背景と狙いを担当者に訊いた。

求められているのは音楽を楽しむこと


10年来続いたザッツの音楽用CD-Rが一新された。これまでの同社の商品には見られない、音符が踊り、色が弾けるパッケージデザインは、音楽誌で読者からの投票を募り、決定したもの。「一新するからには、導入にあたり、何か仕掛けが必要になると思いました」と語る取締役第一営業部部長・津田雅之氏。若い女性をターゲットに、徹底して“女性目線”を貫いた。

(株)スタート・ラボ 経営企画部 企画グループの浦田智子氏(右)と菅野真澄氏(左)

その根幹となったのが、商品企画を同社では初めて、女性が中心になって進行したこと。浦田智子氏は「やるからにはいいものをつくりたい。細かい部分にまで徹底してこだわりました」と振り返る。

カラーミックスの色ひとつとっても、「色による遊び心は大切な要素。黄色とひと言に言っても色々な黄色があります」と、“思う色”が出来上がるまで時間をかけた。クルマの中で聴いたり、外に持ち歩いたりと、CD-Rの使い勝手には最適なトリプルガードの採用も大きな特徴のひとつ。その特徴を分かり易く伝えるために、色分けされた3つのポイントが表記された。

5つの色のディスクによるカラーミックスは、ジャンル分け等の利便性にとどまらず、色そのものの楽しさや遊び心を大切にした。今回、商品化までに時間を要した理由のひとつも、この、“色”へのこだわりだ。 同社CD-Rのカラーミックスでは初のトリプルガードを採用。大切な音楽の長期保存、カーオーディオや持ち歩きの多いニーズにこれ以上の強い見方はない。機能・性能面からのアプローチも万全だ

こだわりは外見だけではない。「中を開けると、罫線が引いてあるだけの味気ないインデックスカードにがっかりすることがよくあります」と指摘。「CD-R for MUSIC」のインデックスカードは、パッケージ同様のカラフルなデザインを採り入れた。「音符の模様の中にはタイトルやメッセージが書き込めます。これなら、プレゼントされた方も楽しくなります」。

罫線が引いてあるだけというこれまでの殺風景なインデックスカードの印象を払拭。“楽しく使える”ように、音符のデザインの中にタイトルやメッセージを書き込むことができる。プレゼント用途も少なくないだけに、「もらってうれしいCD-R」としても注目される

音の弾む、ポップなイメージをデザインした「CD-R for MUSIC」。「パッケージは店頭に並んだ時にも映えますし、3種類のアイテムでボリュームを出していただければ、さらにかわいさや楽しさを演出できます」と店頭で訴えるメッセージ効果も見逃せないポイントだ。

「最初は外見で選んでいただき、使って楽しさを実感いただき、次からは、中身を目的に選んでいただける商品。“女性だけ”のものではありませんから、これまでザッツの商品に手を伸ばせなかったというお客様にも、是非、使っていただきたいと思います」とザッツ・ユーザーの拡大も狙う。

お客様とのコミュニケーションを大切に、光記録メディアの魅力をさらに高めていく


こだわりの背景について浦田氏は「例えばダイソンの掃除機など、人気を集めている商品は買った後のアフターケアが充実しているのが特徴です。光ディスクではさすがにそこまではできませんが、使うときのことを考えてあげることはできます。『そこまで考えてくれた商品なのか』と使っている人に思っていただけるか、いただけないかで、商品に対する印象や評価も大きく違ってくるはずです」と語る。

そのための挑戦が実を結んだ「CD-R for MUSIC」。「いつまでも、既存のデザインに頼っていてはいけないと思います。『こうしないからだめだったのか』『だから評価していただけたのか』という繰り返し。様々なお客様に満足していただくために、常に新しいことにチャレンジし続けていくことが必要です」。

光記録メディアは、単にデータを記録するだけのものではない。エンターテインメントの一翼を担う商品でもある。

代表取締役社長・揚伯裕氏は「こうした取り組みのひとつひとつの積み重ねこそが、まさに知恵になっていくのだと思います。そして、商品をさらに成長させていくためにもお客様とのコミュニケーションをもっと大切にしていきたい。光記録メディア商品としての魅力を、さらに高めていくことができると確信しています」と力を込める。

お客様目線で市場を活気づけるザッツ。これからのチャレンジが注目される。

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