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5月中には接続累計100万を突破へ

「テレビをもっと楽しくしたい」 - アクトビラ・木村社長 インタビュー

公開日 2009/05/19 17:11 Senka21編集部
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各社から薄型テレビの新商品が相次いで発表、投入されている。注目されるのは、テレビの新しい楽しみ方として話題を集める「アクトビラ ビデオ・フル」に対応した商品が拡充したこと。お客様との距離感が一気に縮まる中で、4月1日に(株)アクトビラ代表取締役社長に就任した木村純氏は「テレビの世界をもっと楽しくしていきたい」と加入者増へ強い意欲をのぞかせる。



(株)アクトビラ 代表取締役社長 木村純氏
アクトビラ ビデオ・フルに対応した商品が、この春は、かなり増えてきました。今秋には、店頭で販売されているテレビの半数以上が、アクトビラ ビデオ・フル対応の商品になってくるのではないでしょうか。これまでは、対応した端末が各社のテレビのラインナップのトップエンドの商品に限られていましたが、こうなるともう、さらなる普及へ向け、私たちも言い訳はできないですね(笑)。

私は、パナソニックのeネット事業本部で約6年間、特に昨秋くらいからは、アクトビラをメインの仕事に取り組んで参りました。とにかく端末にブラウザを実装していただかないことには仕事にならないですから、パナソニックの商品企画にもずっとお願いをしてきました。この春の新しいラインナップでは、17V型から103V型まで、すべてビデオ・フル対応になりました。そういう意味では、パナソニックでやる私の仕事も一区切りついたのかなと思っていたところです。

3月には、パナソニックと一緒になってキャンペーンを行いましたが、その効果もあり、ビデオオンデマンド(VOD)の売上げがかなり伸長しています。5月中には、接続累計が100万を突破します。ひとつの通過点ではありますが、大きな話題も提供できるのではないかと思います。

レコーダーでも、パナソニックの「ディーガ」には、昨秋からブラウザが搭載されていますが、ソニーのブルーレイレコーダーの新商品にも搭載されるようになりました。アクトビラ ベーシックに対応したテレビをお持ちのお客様に対し、アクトビラ ビデオ・フルを楽しむために、購入してまだ間もないテレビを「買い替えてください!」というのはなかなか難しかったですが、DVDレコーダーをそろそろブルーレイレコーダーに買い替えようかというタイミングで、レコーダーを買い替えていただくことで、お楽しみいただけるようになりました。

とにかく単年度黒字を早急に実現すること。それが、私がこの会社へ赴任してきた大きな理由のひとつだと思います。2年できちんとカタチをつけて、若い世代へバトンタッチしていきたいと思います。

テレビ版ヤフージャパンも始まりました。とにかく、テレビをネットにつないでいただかなくては始まりませんから、こういう話題がどんどん出てくるのは大歓迎です。3月末からは邦画5社さんによる「まるまる映画」もスタートし、コンテンツもいろいろな形でかなり充実してきています。

テレビの単価がどんどん下がる中で、価格だけでテレビを選ぶのではつまらない。アクトビラという新しいサービスで、テレビの世界をもっと楽しくしていきたい。そのためにも、ここでさらにひとつギアを入れ直して、もっと多くの方にアクトビラの魅力を伝え、楽しんでいただけるようにしていきたいですね。

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