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<ヘッドフォン祭>水月雨が10周年記念イヤホン&初スピーカーをお披露目/QuestyleやHIFIMANのラインナップを比較試聴
編集部:松原ひな子フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭2026」が、本日4月25日(土)18時まで東京駅そばのステーションカンファレンス東京にて開催されている。本稿では、水月雨(MOONDROP)、Questyle、HIFIMANの出展模様をレポートする。
ブランド創立10周年の水月雨。初のスピーカーや記念イヤホンを開発
水月雨からはブランド初のアクティブスピーカー「MM3A」が登場。デスクトップ向けのエントリーモデルで、発売は5月頃、価格は25,000円前後を予定しているという。
ドライバーはアルミニウムコーンウーファー2基、シルクドームトゥイーター1基を搭載するほか、筐体側面に水平対向となるようデュアルパッシブラジエーターを装備。デジタルクロスオーバーおよびDSPとの組み合わせで、コンパクトなサイズ感ながら50Hzまでの深い低域再生、また歪みの少ないクリアな音質を実現するという。入力はBluetooth/USB/3.5mm/光デジタル/同軸デジタルに対応。
イベントではイヤホン・ヘッドホンなどの試聴スペースの奥に、パーテーションで区切られた “個室” をセッティング。MacBookの音源を用意し、デスク環境を再現した空間でじっくり試聴ができるようになっていた。
ブランド10周年を記念して、いままでに培った音質技術を惜しみなく投入したデュアルダイナミック型イヤホン「Authentic - 原点」も国内初出展。5月の発売を見込む。
2基搭載するダイナミックドライバーのうち、一方は10mmダイヤモンドドーム振動板とデュアルマグネットを搭載して中高域を担当。もう一方は13.5mmカーボンファイバーコーンのウーファーで、広大なダイナミックレンジとV字型の周波数バランスを再生するという。
中国オーディオブランドのSMSLと共同で開発を行ったDAC内蔵ヘッドホンアンプ「DHA15」も出展。水月雨側は主にチューニングを担当し、同ブランドの平面磁界型ヘッドホンに最適な音質を目指したという。現時点では発売日/価格ともに未定なものの、国内導入を予定しているとのこと。
フルバランス・ディスクリート回路を採用し、出力は最大15Wを確保。入力はXLR/RCA/USB、出力は4.4mmバランス/6.35mm/4pin XLRに対応。DAC出力、プリアウトなどの出力機能も装備する。
ほか、片耳に24基ものバランスド・アーマーチュア(BA)ドライバーを搭載する「Armature Art 24」、12基のBAドライバーを搭載する「Armature Art 12」といったイヤホン製品をはじめ、高品質なBluetoothコーデックに対応するイヤーフック型のDAC/アンプモジュール「EVO2」など、新製品や人気製品を中心に多数のアイテムが展示された。
Questyleの新トランスミッターでLE AudioやLHDCを聴き比べ
Questyleから出展された注目製品は、USB Type-C接続のBluetoothトランスミッター「QCC Dongle Pro 2」。新たにLC3(LE Audio)/LHDCコーデックや、LE Audioのブロードキャスト機能Auracastに対応したことがトピック。また前モデル「QCC Dongle Pro」から内部の構成を刷新し、通信の安定性や電波干渉への耐性を強化しているという。
会場では、ワイヤレス接続に対応するポータブルヘッドホンアンプ「M18i MAX」「SIGMA」「SIGMA Pro」と組み合わせて試聴を展開。iPadにQCC Dongle Pro 2を接続し、現在開発中のアプリでコーデックや機能を切り替えながら、比較試聴が体験できた。
HIFIMANは“UNVEILEDシリーズ”を一斉展示
HIFIMANは人気の開放型ヘッドホンを展示。有線モデル “UNVEILEDシリーズ” をはじめ、ワイヤレスモデル「HE1000 WiFi」「Arya WiHi」も揃えていた。
UNVEILEDシリーズは、同ブランドの中核技術であるナノメートル厚の振動板を搭載、さらにその動きを妨げるカバーを取り除き、ウィンドウシェード型の設計によって開口率を高めた設計が共通している。
中でも「ARYA UNVEILED」はグローバルで人気のモデルで、日本においてはHIFIMANブランドの認知が広がるきっかけにもなったのだという。「高音質とコストのバランス感が人気です」と担当者はコメントしていた。