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公開日 2025/06/23 11:00
SOUND WARRIORのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ試作機も登場

<OTOTEN>aune audio新旗艦ヘッドホンが参考出展。OTOTEN初出展ブランドも多数

編集部:松原ひな子

日本オーディオ協会により、6月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり東京国際フォーラム(有楽町)で開催された国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN 2025」。本稿では、D棟5階・ホールD5にブースを構えたaune audio、城下工業、金井製作所、ナイコム、ブリスオーディオ、メディア・インテグレーションなどの出展内容をレポートする。



「OTOTEN 2025」が東京国際フォーラムで開催された


aune audioはヘッドホンやアンプシステムなど参考出展が多数


aune audioは、高音質とコンパクトなサイズ感をコンセプトとする新しい “Nシリーズ” のヘッドホンアンプ、クロックジェネレーター、オーディオプレーヤー、ならびに有線ヘッドホン「AR9000」、オンイヤー型ヘッドホン “ACシリーズ” など、多数の新製品を参考展示した。


ブランド本社のメンバーも来日してブースに滞在しており、注目製品を訊ねてみると、有線ヘッドホンのAR9000だと教えてくれた。ブランド初のヘッドホン「AR5000」の上位モデルかつ、フラグシップヘッドホンとして開発を進めているという。スペック、発売情報ともに未公開だが、会場では参考品の試聴が可能となっていた。また、開放ダイナミック型のシングルドライバー設計などはAR5000から踏襲しているとのことだ。



有線ヘッドホン「AR9000」(写真右)。「AR5000」(写真左)との比較試聴も可能


Nシリーズは、同ブランドのハイグレードラインである “Sシリーズ” の音質、機能を保持しつつ、コンパクトなサイズ感を実現することをコンセプトに開発中のデスクトップオーディオシリーズ。参考出展されていたのはクロックジェネレーター「NC1」、オーディオプレーヤー「N5」、ヘッドホンアンプ「N7」の3モデルとなる。会場にはそれぞれと対になるSシリーズ3モデルも用意されており、比較視聴が可能になっていた。発売はN7からを予定しており、Sシリーズより抑えた価格設定になるとのこと。



写真上からオーディオプレーヤー「N5」、クロックジェネレーター「NC1」、ヘッドホンアンプ「N7」




「N7」のスペックシート



「N5」(写真左)、「NC1」(写真右)のスペックシート



ほか、独自の「ナチュラルファイバー振動板」を搭載するオンイヤー型ヘッドホンACシリーズの2モデルも参考出展。「AC55」はカーボンファイバーとナチュラルファイバーのハイブリッド振動板、「AC45」はナチュラルファイバーのみを使用した振動板を採用したモデルで、それぞれ音響特性が異なるという。発売日、価格ともに調整中だが、2025年内には発売を予定しているという。



有線ヘッドホン「AC45」(写真左)、「AC55」(写真右)。「ナチュラルファイバー」の素材はまだ内緒だそう


初出展のSOUND WARRIORはデスクトップ環境をシーンで提案


OTOTEN初出展となった城下工業は、SOUND WARRIORのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ、ヘッドホン、スピーカーシステムなど多様なラインナップを、「自宅へ手軽に導入できるデスクトップオーディオ」をテーマに組み合わせて展示していた。


参考出品されていたUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「SWD-BA30」は、試作機が完成したばかりとのこと。「SWD-DA20-SD」の後継モデルで、主な進化点としてはDACチップをESS製「ES9038Q2M」に刷新したほか、新しく4.4mm 5極によるバランス接続に対応した。発売は2025年秋頃を予定しているそうだ。



USB-DAC/ヘッドホンアンプ「SWD-BA30」


内蔵のサンプリングレートコンバーターによって、PCM 384kHzまでの任意の周波数にアップサンプリングしたり、PCMからDSDへフォーマット変換したりする機能は前モデルより引き続き搭載。


担当者によると特にDSDに変換した後の音質にこだわっているそうで、ESS製のDACチップを採用した決め手は、その部分への寄与も大きかったという。またDAC製品は「色付けをせず、鳴るべきところで鳴る原音再生」が設計理念の基本。その上でユーザーが好みの音質への調整ができるよう、遊びのある機能を搭載しているのだと教えてくれた。



「SWD-BA30」のスペックシート


「我々のブランドはデスクトップオーディオ製品を中心に展開しています。せっかく家で聴くならよりいい音で、けれどコンパクトなサイズ感や手頃な価格で導入しやすいように、という2つの要素の両立を心がけています。その分、開発チームはかなり苦労していますが...」と担当者は笑みを浮かべていた。


ラインナップの製品ジャンルが充実してきたことで、それぞれの使い方だけでなくシーン提案も可能になったという。ブースではデスクまわりに馴染むコンパクトなシステム、リビングオーディオを本格的に楽しむシステム、ベッドサイドで夜に静かに聴けるシステムなど、使用シチュエーションのお薦め例もセッティングされていた。



D級アンプを採用したハイブリッド真空管アンプ「SWL-T01」と12cm角のコンパクトなキューブ型スピーカー「SW-SP2」の組み合わせ




USB-DAC内蔵の真空管プリメインアンプ「SWL-T20U」と、背面に大型のパッシブラジエーターを備えるブックシェルフ型スピーカー「SW-SP1」の組み合わせ




写真に写っているのは3モデルだが(2モデルは視聴中だった)、ヘッドホン5モデルも各システムと組み合わせて試聴が可能となっていた


ブリスオーディオ/金井製作所/ナイコム/メディアインテグレーションは最新製品をメインに据えた試聴ブースを展開


ブリスオーディオは、ポータブルヘッドホンアンプ「WATATSUMI」を使ったイヤホン、ヘッドホン、交換ケーブルの試聴をメインに展開。展示アイテムは、同ブランドのラインナップから上位ラインの製品をチョイスしており、ハイエンドな環境の構築を楽しむことができる。WATATSUMIは前モデルである「TSURTANAGI-V2」との比較もできたほか、レファレンス用として、HIFIMAN「SUSVARA」などヘッドホン各種も用意されていた。



ポータブルヘッドホンアンプ「WATATSUMI」


発売間近であるブランド初の量産イヤホンケーブル「MIKAGE」も展示。導体は高機能高純度銅を採用、独自の高音質加工の簡易版も施しており、量産型ながら手間とコストをかけて高音質化に取り組んだという。担当者によると、チューニングは「輪郭のくっきりしているメリハリのある音質」を目指したといい、取り回しもよく使いやすいモデルに仕上げているとのこと。



イヤホンケーブル「MIKAGE」。価格は税込19,800を予定







ブリスオーディオの展示の様子


金井製作所は奏KaNaDeブランドのオーディオアクセサリーを展示。原材料の種類・粒径と配合率を独自に追求したインシュレーター “KaNaDeインシュレーターシリーズ” や、キット式のオーディオ用仮想アース “Konadeアースシリーズ” によるヘッドフォンシステムの試聴が可能となっていた。



金井製作所ブースの様子


開発中のため参考出展とアナウンスされていたKonadeアースシリーズの新製品、「Konadeマーズ(火星アース)」は、完成が間に合ったとのことでブース内にて展示および先行販売が行われていた。



仮想アース「Konadeマーズ」。左が水を加えて使用できるようにした状態


OTOTEN初出展のナイコムは、GRADO/Kiwi Ears/LETSHUOER/LYPERTEK/ORIVETI/THIEAUDIO/ZIIGAATなど多数の中華ブランドから、イヤホン、ヘッドホン最新製品を出展。注目ブランドは6月から取り扱いを開始したZIIGAATとのことで、ブースでは現行の全ラインナップ、計5モデルがすべて展示されていた。







ナイコムブースの様子


ZIIGAATの開発チームはKiwi Earsなどほかブランドとも設計ノウハウを共有しており、音響特性の再現に優れた製品づくりを得意としているという。海外インフルエンサーとのコラボモデルも好評で「聴き手の求める音質を正確に実現することにも長けている」と担当者。価格帯はミドルレンジを意識しているとのこと。


とくにお薦めのモデルを訊ねると、ダイナミック/BAドライバーのハイブリッドイヤホン「Lush」を挙げてくれた。バランスに優れた音質で、低域と高域をしっかりと感じられるという。



(左から)イヤホン「ESTRELLA」、「Arcadia」、「Arcanis」、「Odyssey」、「Lush」


メディアインテグレーションは、LEWITTブランドからXLRマイクロフォン「RAY」を中心とした配信システムをセッティング。RAYは同ブランドの一番人気という「LCT 440 PURE」をベースに、独自の「AURAセンサーテクノロジー」を搭載したモデルで、話者とマイクの距離に応じて、音量と音色を一定に保持することができる。




XLRマイクロフォン「RAY」



メディアインテグレーションのブースの様子



AURAセンサーテクノロジーは、本来はマイクの製造過程で実施される調整を応用した技術で、DSP処理ではなくアナログ回路のチューニングをリアルタイムで実施することで、音質への影響を抑えているという。これにより話者とマイクの距離が変わる際も、音が途切れたりノイズが発生したりせず、シームレスに補正を行うことができる。



AURAセンサーのオンオフは、マイク本体の物理ボタンで操作可能








NTTソノリティはnwmのオープン型イヤホン・ヘッドホンシリーズ “耳スピーカー” から、オーバーヘッド型ヘッドホン「nwm ONE」、ならびに同モデルの『スター・ウォーズ』コラボモデル「nwm ONE Star Wars edition」、完全ワイヤレスイヤホン「nwm DOTS」の3モデルを展示。


当日は特にスター・ウォーズとのコラボモデルを手に取る来場者が多く、「まず起動音に驚いて、その後音質にも驚いてくれます」と担当者は笑って教えてくれた








エム・ティ・アイはNUARLおよび(nb)ブランドの完全ワイヤレスイヤホン、有線イヤホンの展示を実施。またOTOTENへの初出展を記念して、アウトレットセールも開催されていた。

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