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4月開始。NHKも参加を検討

新VOD「もっとTV」の凄さとは? 民放揃い踏み、期待の新サービスに迫る

公開日 2012/02/15 16:46 ファイル・ウェブ編集部:小澤麻実
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日本テレビ放送網・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビジョンと電通は、4月2日より有料課金型VODサービス「もっとTV(テレビ)」をスタートする(関連ニュース)。

「もっとTV」のロゴ。テレビを「もっと」という意味を込めて、+(プラス)をデザインしたとのこと

民放キー局に加え、NHKも参加を検討しているという当サービス。「アクトビラ」や「ひかりTV」など既存のVODサービスと違うのは「各放送局が主体となって提供し、放送と連動してコンテンツ提供を行う」点だ。「もっとTV」というサービス名には「『もっとTV』を通じ、『もっと』テレビ番組を見たくなる、『もっと』テレビ番組が楽しくなる、『もっと』テレビ番組が身近になる」という意味が込められており、“地上波放送のリアルタイム視聴促進”を大きな狙いにしているという。

今回、「もっとTV」担当者にメールインタビューを実施。さらに、対応製品第一号となるパナソニック“VIERA”GT5/DT5/VT5/ET5/E5シリーズで、試作段階ながらサービスを実際に体験することができた。両取材で得られた情報を交えながら「もっとTV」の詳細に迫ってみたい。


■「もっとTV」とは?

まず「もっとTV」をご存知無い方のために、サービスの概略をまとめてみよう。

「もっとTV」とは、インターネットテレビで楽しめるVODサービス。民放キー局が放映しているドラマ・アニメ・バラエティなど様々なジャンルが用意されており、好きなときに視聴することが可能。関連するシリーズ番組の放送時間なども表示される。テレビ以外にも、スマートフォンやタブレット端末での視聴に今後対応を予定する。ただし具体的な実現時期については「現在検討中(「もっとTV」担当者)」という。

「もっとTV」の利用イメージ図

また、“地上波放送のリアルタイム視聴促進”という狙いに基づき、通常のテレビ視聴とVODサービスをつなげている点が特徴のひとつ。たとえば放送番組の視聴中にリモコンの専用ボタンを押せば、その放送局のVODコンテンツを購入できる売り場画面に移動。VIERAの場合、地上波放送を子画面で見ながら、VODコンテンツを選んで購入することも可能だ。また、関連するシリーズ番組の放送時間なども表示される。ドラマなど見逃し番組を簡単に視聴できるようにすることで、次回からのリアルタイム視聴につなげる考えだという。

ちなみに地方の場合は「原則として系列キー局のVOD売り場に遷移。BSやCS局、独立U局、一部ローカル局の場合『もっとTV』のポータル画面に遷移することになる予定」だという。

「もっとTV」の総合ポータル画面イメージ。各局ページへのリンクのほか、検索や購入履歴確認、各種設定が行えるメニューも用意

各局のVODコンテンツ売り場のイメージ。写真はTBSオンデマンド


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