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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第147回】アイアン・メイデンとは、正義。 “メイデンヘッドホン” でメタルの名曲を聴きまくる!

公開日 2016/02/26 10:15 高橋 敦
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▼Iron Maiden「The Trooper」

1983年発売「Piece Of Mind」に収録:さて最後はもちろんアイアン・メイデン!ア=イアン=メイデ王国は登場するやいなや滅亡したが、アイアン・メイデンはまだまだ超現役!新作も出している。

個人的にはファーストアルバムが大好きなのだが、現在まで通じるアイアン・メイデンが確立されて以降の曲としてはやはりこれを挙げたい。ダッタカダッタカダッタカダッタカというこのリズムが醸し出す問答無用のメイデン感な!

<聴きどころ:00分35秒〜00分48秒>
楽器がユニゾンで決めてブレイクしたところにボーカルが入るというシンプルな仕掛けの繰り返しで強烈な印象を残す部分。こんなシンプルなアレンジをこんなかっこよく決めやがる。これが真のセンス、真の演奏力というものだろう。

例えばここでハリス氏は4回のブレイクのうちの後半3回では、楽器は完全に音を切ってボーカルだけになっている瞬間!…と見せかけてベースだけは音をちょい足しする感じで残すことで、しゃくりあげるようなニュアンス、絶妙のグルーブを生んでいる。

…うん、まあ確かに、それはメイデンホンの話ではなく単にメイデンへの賛辞だ。しかし「そういう演奏をするような音楽的な鋭さを備えたスティーブ・ハリス氏が企画しそのサウンドに納得したヘッドホン。それがメイデンホン」というわけで、メイデン賛辞とはすなわちメイデンホン賛辞なのだ。たぶん。もちろん、その箇所だけでなく最初から最後まで明日なき戦いを戦い抜けるサウンドであることは言うまでもない。

というわけで今回は、アイアン・メイデンとのコラボレーションによるメイデンホン、オンキヨー「ED-PH0N3S」を盛大に紹介させていただいた。

…いや、メイデンホンを大義名分に好きなメタル曲を紹介しまくっただけ説もあるが、その汚名、甘んじて受けよう。僕はメタル、その鉄血に魂を売った男なのだ!…フミ…タン?

■コラボレーションで心ぴょんぴょん!

ところで最初のページの写真にちょっとしたミスで見切れてしまっていたので、オンキヨーから登場する別のコラボモデルも少し紹介しておこう。イヤホン「E700MW」の「ご注文はうさぎですか??」コラボレーションモデルだ。

プレート部分の仕上げは「ピンクゴールド(手前)」と「シルバー奥)」を用意

手前と奥を入れ替えて。「シルバー(手前)」と「ピンクゴールド(奥)」

これ、元のモデルは「地味だけど音はいい」、逆に言えば「音はいいのに地味」なモデルだったのだが、「ごちうさ」コラボという華やかな要素が加わることで完璧なモデルへと進化を遂げた。

しかも、アニメコラボといってもキャラクターが描いてあったりすごい独特なデザインや色使いというわけではない。アニメに登場する喫茶店「ラビットハウス」の看板ロゴをモチーフにしたプレートを装着。そのスターリングシルバー製のプレートはアンティーク的な温かみのある絵柄と質感だ。ピンクゴールドにしても、iPhone 6sのゴールドやローズゴールドのように、華やかだけれど派手ではなく落ち着いた色合い。これ、普通におしゃれなのでは?

シルバーのプレートをアップにて。アンティークの細工物っぽい

プラグやケーブルがシルバー、ゴールド、ホワイトなのは珍しくはないが、このモデルだとそれが本体とぴったり!

こちらは3月4日までの期間限定予約販売となっているので、気になった方はお早めにチェックを。なお、具体的にどの方にとまでは聞き出せなかったが、このモデルは「ごちうさ」主要キャストの皆様にも贈呈される予定だとか…。

あと東京ニュース通信社「B.L.T.VOICE GIRLS Vol.25」は超絶好評発売中!

高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


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