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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第105回】明らかに音が良くなった? “iPhone 6の音質” に今さら迫ってみる

公開日 2014/11/14 10:41 高橋敦
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■あれ? 音、良くなってる…? iPhone 5との比較で、iPhone 6の音質をいまさらながらチェック!

iPhone 3Gから始まり、4、5、そして今回の6と、「Sはスキップ=筐体変更のメジャーアップデートのみ購入」のペースで見事に2年縛られつつも順調にiPhoneを機種変更してきた僕。

歴代iPhone(非S)

そしてそのたびにこのPhile-webで新モデルの即日レビューを書かせていただいてきたのだが、実はそれらのレビューにおいて僕自身があまり関心を払わず、大きくは扱っていなかった部分がある。

音質だ。

…いやAV情報サイトでそれだめだろ! とのご意見もあるだろう。しかし僕としてはよほど極端でない限り、音の良し悪しでスマートフォンを選ぼうとは思わないし、その満足度が激変する気もしない。本筋の機能やデザインが優れていればそのスマートフォンを選ぶし、そこを満たしているのが第一義だ。

もっともそのモデルが音の良さ、特別な音響技術の搭載やハイレゾ対応などを謳い文句にしていたりすれば、それはもちろんチェックする。しかしiPhoneの場合は、いままでのところ残念ながら、そういう謳い文句はなかった。

しかしそれはまさにiPhone 6を発売日に購入し、そのまま編集部に向かいその場でそのレビュー記事を書き終え、そのビルを出た瞬間だった。「あれ?…音、よくなってない?」

仕事モードではなく帰宅モードでいつものイヤホンを装着したことで感覚が切り替わって逆に思い込みなく聴くことができたのか、ごく自然にそう感じられたのだ。そしてその後もその印象は続いている。いや、だとしたらお前の仕事中のモードがオーディオライターとしてだめだろ!というご意見は聞こえないふりをしておこう。

まあとにかく、音の良し悪しでスマートフォンを選ぶことはないにしても「音“も”良い」ならその方が良いし、実際に便利な場面もある。そんなわけで今回はいまさらながら「iPhone 6の音」についてしっかりチェックしてみよう。

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