Wi-Fi/Bluetooth機能を搭載

CHORDのMojoをプレーヤー化するモジュール「Poly」国内発売決定

編集部:小澤貴信
2017年03月16日
アユートは、英CHORD Electronicsより、DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「Mojo」にプレーヤー機能を追加できる専用モジュール「Poly」を発売する。発売日や価格は現時点で未定だが、決定し次第アナウンスされる。

Poly(右)をMojo(左)をドッキングさせたところ

Poly本体

MojoにこのPolyを組み合わせることで、microSDカード再生機能、Wi-Fi機能(IEEE 802.11 b/g/n, 2.4GHz)、DLNA再生/サーバー機能、RoonReady機能、Bluetooth機能などを追加することができる。

Poly(手前)をMojo(奥側)とドッキングさせたところ

Poly本体

アユートは本日、プレス向け発表会を開催。本機を「Hugo 2」(関連ニュース)と共に発表した。発売時期は5月、価格はグローバル価格499ポンドに為替を加味した設定を目指すとのことだ。

microUSBスロットを1系統搭載

こちらはMojoとのドッキング用コネクター部。microUSB2系統を使って接続する

ちなみにPolyとは、ギリシャ語で「Many」(多い)を意味する言葉。多彩な機能を備えることを表現するべく名付けられたという。

Polyの開発を担当したラジヴ・デイブ(Raziv Dave)氏

SDカード再生の操作についてはMPD(Music Player Daemon)方式を採用。Wi-Fiで接続したスマートフォン上のMPDクライアントアプリから操作する。ネットワーク環境がない屋外などでも、スマートフォンのテザリング機能によってPolyと接続して操作できる。microSDカードスロットは1系統を備える。

CHORDのCEOであるジョン・フランクス氏は「MPD」を操作する際の高速レスポンスにぜひ注目してほしいとコメント発表会で技術解説を担当した佐々木喜洋氏も、「実際にPolyを触ってみたが、iOS上でのMPDアプリの反応速度が非常に速く、据え置きも含めて最高レベル」と紹介していた。

MPD用のコントロールアプリ「MPoD」からPolyの接続状況を確認したところ

「MPoD」からPoly内の音源をブラウジング、再生したところ

内蔵Wi-Fiを使ってネットワークに接続することで、DLNA準拠のネットワークプレーヤーとして使用することも可能。DLNAコントローラーアプリで操作して、NASなどの音源を再生することができる。

DLNAによるプレーヤー/サーバー機能に対応

また、本機をサーバーとして、SDカードスロットに保存した音源を配信することも可能となっている。

AirPlay機能にも対応。こちらもiPhoneのテザリング機能を用いることで、屋外でも使用することが可能だ。発表会では「スマートフォンでゲームや動画視聴を楽しむ際にも活用できる」とアピールされていた。

ローカル音源から音楽ストリーミングまでを一元的に管理/再生できる総合音楽鑑賞ソフト「Roon」にも対応。RoonReady対応機器として、Roonの音源を本機から再生することができる。Roonを使う場合は、設定から予めモードを切り替えておく必要がある。

Roonに対応し、RoonReady端末として用いることができる

Wi-Fi接続については、複数のネットワークを記憶しておくことが可能。Wi-Fiの設定は、パソコンやスマートフォンのブラウザから行う。

ブラウザからPolyを設定しているところ

Bluetoothも内蔵するが、aptXなど高音質コーデックには非対応。「あくまでWi-Fi接続をメインに考えており、Bluetoothは補助的なもの」(フランクス氏)とのことだ。

再生については768kHzまでのPCM、およびDSD512をサポート。再生可能なファイル形式は、WAV、AIFF、FLAC、ALAC、AAC、OGG、WMA、MP3となる。

2,200mAhのバッテリーを内蔵しており、再生しながらMojoへの給電することも可能。Poly本体は約4時間の充電で約9時間の再生が行える。

向かって左角部がWi-Fi受信部だ

接続部にはmicroUSBのオス端子が2系統配置されている

素材はMojoと同様にソリッドアルミニウムシャーシを採用。充電用のmicroUSB端子も備える。外形寸法は60W×22H×50Dmm、質量は約100g。

いわゆるディスプレイのついた単体プレーヤーではなく、スマートフォンから操作するデバイスというかたちをとったことについては、「世の中にはすでにたくさんのインターフェースがあるので、それらを利用するほうが効率的だ。CHORDでは、オーディオ技術、アナログ領域に特化したモノづくりを行うことが本分だと考えている」(フランクス氏)と説明していた。

関連記事