ワーナー・クラシックスがディストリビューター提携

ミュンヘン・フィルが自主レーベル「MPHIL」スタート。第一弾は9月にマーラーとブルックナー

2016/07/19 オーディオ編集部:筑井真奈
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ドイツ・ミュンヘンに本拠地を置くミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団は、自主レーベル「MPHIL」をスタートさせること、またワーナー・クラシックスとの世界的なディストリビューター契約を結んだことを発表した。


「MPHIL」の第一弾作品として、2016年9月30日に「マーラー:交響曲第2番」と、「ブルックナー:交響曲第4番」の2作品がリリースとなる。指揮者はヴァレリー・ゲルギエフで、いずれも彼らの主要レパートリーである。

昨年より、ミュンヘン・フィルはデジタルメディアへの積極的な戦略を仕掛けており、世界中の放送局やオンラインチャンネルに多数の演奏を公開し、コンサートの模様を世界中のオーディエンスに伝えてきた。

今後は、MPHILEは1年間に6作品ずつ新作をリリースしていく予定で、特にドイツ作品や作曲家のレパートリーに力を入れていくという。

MPHILの世界的なディストリビューターは、ワーナー・クラシックスが担当。CDなどの物理メディアだけではなく、ダウンロードやストリーミングに関してもワーナー・クラシックスが取り扱うという。

ヴァレリー・ゲルギエフは以下のように語っている。「ミュンヘン・フィルは信じられないほど才能に溢れた演奏家達がいます。彼らは、マーラーとブルックナーの作品において、その技術的な能力と経験を結びつけることに成功しました。私はこれらの音楽家たちと一緒に仕事をできる機会に恵まれたことを非常に幸運に感じています。世界中の方々に、この素晴らしい音楽をぜひ聴いていただきたいと思っております」

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