価格は40万円(税抜)

アキュフェーズ、新開発トランスで電源強化したプリメインアンプ「E-370」

公開日 2015/11/06 10:43 編集部:杉浦 みな子
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アキュフェーズは、プリメインアンプの新モデル「E-370」を11月中旬に発売する。価格は40万円(税抜)。

E-370

E-370の背面端子部

2011年に発売された「E-360」の後継機にあたるモデル。上位セパレートアンプのエッセンスを投入して開発された従来モデル「E-600」「E-470」などの技術ノウハウを踏襲し、E-360をフルモデルチェンジさせた。先日開催された「東京インターナショナルオーディオショウ2015」で披露されていた製品が正式発表された格好だ(関連ニュース)。

E-370(東京インターナショナルオーディオショウ2015に出展されていたときの様子)

ひとまわり大型化した新開発の電源トランスを搭載し、電源部を強化した点などが特徴となる。内部のプリアンプ回路とパワーアンプ回路は分離しており、それぞれ独立した機能として使用できる。

E-370の内部構成

プリアンプ部の音量調節機能には、可変抵抗体を使用しない独自のボリュームコントロール技術「AAVA」を搭載。低雑音化した最新世代のものを採用している。

AAVA回路

パワーアンプ部には最新の「低雑音インスツルメンテーション・アンプ構成」を採用することで、入力端子から出力段までの信号経路をバランス伝送化。出力信号を電流で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用し、帰還回路の低インピーダンス化により、従来比1dBの低雑音化を実現した。SN比をトータルで3dB改善するなど、電気的性能も向上させている。

パワーアンプ

出力段は、大電力のオーディオ用ハイパワー・トランジスターをチャンネルあたりパラレルプッシュプル駆動する構成で、100W×2(8Ω時)の出力を確保。また、プロテクション回路とスピーカー端子を直結してパワーアンプのNFBをバランスド・リモート・センシング化し、最新のMOSFETスイッチを採用するなどして出力回路の低インピーダンス化を図っており、ダンピングファクターを従来比2倍となる400以上に大幅向上させている。

電源部には、E-360よりひとまわり大型の大電力容量高効率トランスを搭載しており、4Ω負荷時の出力を140Wから150Wに強化。フィルター用アルミ電解コンデンサーは、従来比で約1.5倍容量の30,000μFの大容量・高音質タイプを2基装備する。プリアンプ部には専用回路を用いており、電源部を介したパワー部との干渉を抑えている。

高効率大型トランス

大容量フィルター・コンデンサー

背面端子部は、音声入力端子としてTUNER/CD/LINE1/LINE2/LINE3/バランス/CDバランス、レコーダー端子としてレコーダー再生/録音、プリアンプ出力端子、パワーアンプ入力端子、スピーカー端子A/Bを装備する。本機は、入力ポジションにあわせた位相設定も行える。

またオプションとして、USB/同軸/光デジタル対応DACボード「DAC-40」やフォノイコライザーボード「AD-30」などを増設することができる。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ
TEL/045-901-2771

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドACCUPHASE
  • 型番E-370
  • 発売日2015年11月中旬
  • 価格¥400,000(税抜)