キンバーケーブルとのコラボによる特製バランスケーブルも

<IFA>ソニー、バランス接続のフラグシップヘッドホン「Z7」とポタアン「PHA-3AC」

2014/09/04 山本 敦
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IFA2014に出展するソニーは3日にプレスカンファレンスを開催。ブースの一部をプレス向けに公開し、フラグシップヘッドホン「MDR-Z7」と、DSD対応ポタアン「PHA-3AC」を公開した。

フラグシップヘッドホン「MDR-Z7」とDSD対応ポタアン「PHA-3AC」

「MDR-Z7」

MDR-Z7はソニーのヘッドホンシリーズのフラグシップとして発売されるモデル。ヨーロッパでは今秋以降600ユーロ前後で発売される予定。日本市場への導入も期待される。

70mm口径のHDドライバーを搭載

大柄なハウジング

本体に70mm口径のHDドライバーを搭載。アルミコーティングのリキッド・クリスタルポリマー・ダイヤフラムを搭載した点が大きな特徴だ。ハウジングの下側に設けられたメッシュ状のスリットから、低域の通気抵抗をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」を採用。

ケーブルは着脱式

「ビートレスポンスコントロール」を採用


プラグは3極ミニタイプ
バランス接続対応のケーブルは本体の左右両出しタイプで、ピンプラグタイプのコネクターにスクリューロックで装着。付属のケーブルのほかにも、特別仕様の8本のワイヤーをプレートして編み込んだバランスケーブル「MUC-B20BL」の試作品を展示。米キンバーケーブルの素材を採用する。長さは2m。

キンバーケーブルとのコラボレーションによる特製バランスケーブル

8本の線を編み込んだ

ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3AC」はバランス駆動に対応するハイエンドモデル。既発売の「PHA-2」よりも本体サイズは1周り以上大きくなっている。DSD128/64のネイティブ再生に対応するほか、PCM系は最大384kHz/24bitのファイルが再生可能。DSEE HXのアプコン・圧縮音声補正回路を内蔵した。本体背面にUSB-A、microUSB、光デジタル入力とミニプラグタイプのライン入力を搭載する。ヨーロッパでの販売価格は800ユーロ前後の見込み。

ポタアンのフロントパネル

背面端子部


DSEE HXに対応

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