プレーヤー「HAP-Z1ES」とアンプ「TA-A1ES」

<IFA>ソニー、全音源をDSD変換再生するHDDオーディオプレーヤー

ファイル・ウェブ編集部
2013年09月05日
ソニーはIFAの会場で、HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」、プリメインアンプ「TA-A1ES」を発表した。ソニーはIFAで、ハイレゾに今後注力する姿勢を強調したが、両機はハイレゾ対応製品群の中でも最上位の価格帯に位置するモデルだ。いずれも11月に発売する。価格は明らかにされていない。

■HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」

HAP-Z1ESは、LAN経由でNASの音源を再生する従来のネットワークオーディオプレーヤーとは異なり、本体の1TB HDDに保存した音源を再生する“HDDオーディオプレーヤー”となる。インターネットラジオの再生も可能だ。

HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」

「HAP-Z1ES」の背面端子部

本体には光学ドライブは搭載しておらず、音楽ファイルは自動転送ソフト「HAP Music Transfer application」(Webダウンロードにより提供)を使って、PCから本体HDDへネットワーク経由で転送する。この転送ソフトはWindows/Mac両対応で、最初の転送以降は、PCに追加された音楽ファイルが自動的に本機へ転送される。なお、外付けのUSB-HDDを1台まで増設することが可能だ。ネットワーク接続についてはLAN端子に加え、Wi-Fiも内蔵している。

音楽ファイルの再生については、2.8MHz/5.6MHz DSD、最大192kHz/24bitまでのPCM、その他、AAC、WMA、AACなどに対応。ギャップレス再生も可能だ。

音質面の最大の特徴は「DSD Re-Mastering Engine」の採用で、全ての再生信号をDSD128(5.6MHz DSD)に変換して再生を行う。

DSD信号のD/A変換方式にはアナログFIRフィルターを採用し、左右チャンネル独立のチップ構成、片チャンネルあたり2ペアのフィルターユニットを1クロックディレイ差動合成で動作させている。これにより、高域ノイズが効果的に低減できるという。

また、「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine」を搭載し、圧縮や量子化によって失われた成分の補正を行う。

アナログ出力端子はアンバランスRCAを1系統、バランスXLRを1系統搭載。また、データ転送用のLAN端子を背面に備えている。

再生操作は本体ディスプレイとリモコン、またはスマートフォンやタブレットのアプリから行える。本体ディスプレイは4.3インチで、アートワークや再生楽曲のメタデータが表示可能。本体外形寸法は430W×130H×390Dmm。

■プリメインアンプ「TA-A1ES」

「TA-A1ES」は、出力80W×2のプリメンアンプ。プリ部についてはFET入力を採用したディスクリートバッファーアンプを搭載。ボリュームについては、ソニーも開発に参加した電子ボリュームとディスクリートバッファーアンプを組み合わせた「オプティマムゲインボリュームVer2」を新開発。従来の抵抗体ボリュームに比較してギャングエラーを抑え、音質も向上させた。

プリメインアンプ「TA-A1ES」

「TA-A1ES」の背面端子部

その他、新設計の大型スクリュータイプ・スピーカーターミナル、18mmピッチの削り出しピンジャックなど細部まで音質にこだわった。

入力はアナログL/R(RCA)を4系統、アナログLR(XLR、2番ホット)を1系統搭載。ヘッドホン出力も備えている。外形寸法は430W×130H×420Dmm。

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