ガルネリシリーズの3代目モデル

ノア、ソナス・ファベールの新スピーカー「GUARNERI evolution」を発売

公開日 2011/08/12 14:47 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)ノアは、伊Sonus Fabel(ソナス・ファベール)の新スピーカー、「GUARNERI evolution」(ガルネリ・エヴォリューション)を9月に発売する。

「GUARNERI evolution」(レッド・ヴァイオリン)

「GUARNERI evolution」(グラファイト)

2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ型スピーカーで、リアバスレフ型。価格は1,785,000円(ペア/税込)で、スタンドも同梱している。仕上げはレッド・ヴァイオリンとグラファイトの2種類。

ガルネリシリーズでは、1994年に発売された「ガルネリ・オマージュ」、2006年発売の「ガルネリ・メメント」に続く3代目のモデル。フラグシップ機「The Sonus fabel」に搭載された「ステルス・リフレックス」や「エキソ・スケルトン・クランプ構造」など多くの新技術を採用した点が大きな特徴だ。

ソナス・ファベール伝統のリュート型キャビネットを採用。並行した対向面が基本的に存在しない形状のため定在波が発生しにくいことがメリットとなる。

キャビネットの素材にはカンラン科の広葉樹「オクメ」の薄板を積層構造として採用した。天板と底板にはアマティ・フトゥーラと同様に、鏡面加工した7mm厚のアルミ合金板を配し、キャビネットを強化。キャビネット後部にも同じ合金板を使用したエキソ・スケルトン構造を採用している。

高域ユニットは29mm径の「ウルトラ・ダイナミック・リニアリティ・トゥイーター」。適度なコンプライアンスを持たせた粘弾性の素材を介してサブバッフルに取り付けることで、フロントバッフルからデカップリングしている。

中低域を受け持つのは180mm径のコーンウーファー。振動板は非圧縮のペーパーパルプで、ボイスコイルに43mmのものを搭載するなど、強力な磁気回路を搭載した。このウーファーもフロントバッフルからデカップリングしている。

クロスオーバーネットワークは、同ブランドの他製品でおなじみのプログレッシブ・スロープ構成で、耐域内に共振点を持たせない設計としている点が特徴。独ムンドルフ社製の「シュープリーム」コンデンサーや、デンマークのジャンツェン・オーディオ社製コイルなども採用している。クロスオーバー周波数は2.8kHz。

セットになっているスタンドは「エヴォリューション・スタンド」で、台座部は従来のイタリアン・マーブルではなく、新たに花崗岩を採用。内部組成が比較的均質で、硬度が高いという特徴を持っている。支柱と台座の取り付け部分には「The Sonus fabel」の脚部にも使われているLVT(Low Vivration Transmission)構造を採用することで適度なコンプライアンスを持たせている。

【問い合わせ先】
(株)ノア
TEL/03-5272-4211

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

新着記事を見る
  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドSONUS FABER
  • 型番GUARNERI evolution
  • 発売日2011年9月
  • 価格¥1,785,000(ペア/税込)
【SPEC】●形式:2ウェイ2スピーカー/リアバスレフ・ブックシェルフ型 ●周波数特性:40Hz〜30kHz ●クロスオーバー周波数:2.8kHz ●定格インピーダンス:4Ω ●出力音圧レベル:86dB/m/W ●本体外形寸法:235W×410H×412Dmm ●スタンド外形寸法:320W×795H×423Dmm ●本体質量:18.5kg ●スタンド質量:36.0kg