多彩なブランドが並ぶ

【TIAS】今井商事/エレクトリ/エイ・アンド・エム、スピーカーから真空管まで幅広いラインナップ

公開日 2010/11/06 10:12 ファイル・ウェブ編集部
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11月5日から7日までの3日間に渡って開催されている2010東京インターナショナルオーディオショウ。本稿では今井商事、エレクトリ、エイ・アンド・エムの展示の模様をレポートする。

■今井商事

ALR/JordanやARCICI、BC Acoustiqueなど多数のブランドを取り扱う今井商事。同社ではそれらのブランドの製品とともに、来春発売予定だというDensen Audio Technologiesの新製品3機種を参考展示している。

「B440」は、B-410、B-420に続く現在の同シリーズ最上位機となるCDプレーヤー。300VAの強力電源に加え、基板上にディスクリートで組んだDAコンバーターを搭載している。予価は735,000円(税込)。なお、同社スタッフからはさらなる上位機も今後発売予定であるという言葉も聞くことができた。

B440

「B275」は、電源部を別筐体としたプリアンプ。電源は3台のトロイダル・トランスと51個のコンデンサーで構成されている。予価は126万円(税込)。LED整流のMCフォノボードやアナログサラウンドボードなどもオプションで用意するという。

B275

「B350」は、同ブランド独自のDMCD(Densen大規模電流供給)技術を搭載したモノラルアンプ。750VAのトランスを搭載し、出力は250W(4Ω)。予価は136万円(ペア・税込)。

B350

そして、ALR/Jordanの「Entry M」や「Entry Si」を始めとした数々のスピーカーのデモも実施。さらに、Vicousticの調音パネル「Flexi Wood」や、SONUS SYSTEMSの変わった形をしたCDラック「CD Rack」なども展示されている。

多数のスピーカーを体験可能


Flexi Wood

CD Rack

■エレクトリ

エレクトリのブースには、PASSやUNISON Research、HEGELなどを始めとした同社取り扱いブランドの多彩な製品群が所狭しと並ぶ。

その中でも、取材を行った5日の中心となっていたのが、MAGICOの密閉型4ウェイ5スピーカー「Q5」。評論家を招いた講演を3回行い、同製品の魅力を解説していたほか、テレビモニターを用意して製品解説動画を上映するなどしていた。

Q5

テレビモニターでPRムービーを上映

また、同社ブースは主に講演とデモを行う前方スペースと製品展示を行う後方のスペースに区切られているのだが、後方スペースで存在感を放っていたのがPASSの新スピーカー「SR-2」だ。

SR-2

背面の様子

同製品はバスレフ型の3ウェイで、29mm径ソフトドームトゥイーターと180mm径ペーパーコーンミッドレンジ、そして260mm径ペーパーコーンウーファーを搭載している。バイアンプ対応で、価格はペア250万円。

そのほかでは、KRK SYSTEMSブランドのモニターヘッドホンなども展示。再生周波数特性が5Hzから23kHzの「KNS 8400」と、周波数特性10Hzから22kHzの「KNS 6400」の2製品を実際に体験できるようにもなっている。

KNS 8400

UNISON Researchの「S9」など様々なブランドの新製品が多数並んでいる

■エイ・アンド・エム

エイ・アンド・エムは、パワーアンプ「ATM-2001/ATM-2001S」や「ATM-300」を仏Hiragaのスピーカーなどにつないでの音出しデモを実施。ブース内には「ATM-211」などそのほかのAIR TIGHT製品も展示されている。

試聴システム

「ATM-2001/ATM-2001S」(左)と「ATM-300」(右)


ATM-211

また、ACOUSTIC MASTERPIECEのプリメインアンプ「AM-201」なども展示。同ブランドの製品では、アナログプレーヤー「T-01」も用意され、音出しも行われていた。

AM-201

T-01

そのほか、TRANSROTORのアナログプレーヤーや高槻電器工業の真空管なども展示。同社が取り扱う各ブランドの製品の魅力を来場者に訴えている。

真空管も展示

真空管は製造過程の様子も展示

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