エイ・アンド・エム、AIR TIGHTブランドの小型スピーカー「MSM-1」を発売 − 愛称は“Bonsai”

公開日 2008/06/10 10:16
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エイ・アンド・エム(株)は、AIR TIGHTブランドの小型スピーカーシステム「MSM-1」を6月1日より発売した。価格はペアで126,000円(税込)。


AIR TIGHTブランドのMicro Studio Monitor「MSM-1」(Bonsai)

MSM-1のリア面。ラウンド形状になっている
同社は、A&M=AIR TIGHT(エアタイト)の真空管アンプで知られる国産ブランド。今回発売された「MSM-1」は、10cm口径のシングルコーン・フルレンジ構成で、サイズは140W×245H×165Dcm、質量は2kg(1台)のスピーカーシステム。そのコンパクトなサイズと、美しいウッド製キャビネット、また込められたこだわりの技術から、「Bonsai=盆栽」という愛称が付けられた。

小口径ながら高能率(89dB/m)を実現させると共に、従来の10cmフルレンジドライバユニットの予想を超える音色と高分解能再生を求めて、あらゆるパラメーターと素材の開発に約10年もの時間を費やして完成された。

特徴となるユニットの振動板は、「軽くて、しなやか」をテーマに、振動系の軽量化とハイリニアリティ・サスペンション設計を追求。マイクロファイバー・クロスとハイポリマー・プラスチックのハイブリッド構成としている。この振動板は、日本の伝統技術を応用して完成させたという。さらに、サスペンション・エッジにもこの設計を新たに取り入れている。それによって、単位面積に対し軽くそして適度な剛性があり、基本帯域内に大きな共振点も無いため、クセのない音質が再生できるようになったとのことだ。


スピーカー端子はバナナプラグにも対応。小型ながら使い勝手のよい端子を縦に配置

10cmフルレンジユニットには、マイクロファイバー・クロスと高分子プラスチックのハイブリッド構成の振動板を採用
フルレンジのメリットである位相のズレのなさと、ナチュラルで臨場感豊かな音楽再生はもちろんのこと、振動系の軽量化とハイリニアリティ・サスペンション設計、磁気回路の高能率設計とが相俟って、小型フルレンジ構成ながら、音楽性とスケール感を両立させた再生を可能としている。

なお、本機の試聴レポートは、「季刊・analog」誌の20号記念号(6月13日発売)に掲載されるので、ぜひご覧いただきたい。

【問い合わせ先】
A&M LIMITED
〒569‐0835大阪府高槻市三島江4-35-1
TE//0726-78-0064

(季刊・analog編集部)

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  • ブランドAIR TIGHT
  • 型番MSM-1
  • 発売日2008年6月1日
  • 価格¥126,000/2台(税込)
【SPEC】 ●型式:10cmフルレンジドライバー ●許容入力:30W(最大50W) ●インピーダンス:4Ω ●出力音圧レベル:89dB/W(m) ●fo(最低共振周波数):100Hz ●周波数特性:70Hz〜20kHz(-10dB) ●ボイスコイル長:25mm ●マグネットサイズ:80×15mm ●サイズ:14W×24.5H×16.5Dmm ●質量:2kg(1台)