2008年05月15日
ビクター、イニシャル“M”を冠したピュアオーディオ志向のスピーカーを発売
![]() | ![]() |
“SX-M”シリーズのベーシックモデル「SX-M3」 | 音楽再生を追求したピュアオーディオ・スピーカーとして誕生した |
■振動板にはオブリコーンの能力を最大限に活かすマグネシウム素材を採用
本機は同社のオーディオ用スピーカー製品として、新しくラインナップされる“SX-M”シリーズのベーシックモデル。2ウェイバスレフ型のブックシェルフタイプ。
![]() | ![]() |
同社独自の“オブリコーン技術”を用いたウーファーと、“オブリドーム振動板”採用のトゥイーター。それぞれにマグネシウムが採用されている | 2ウェイバスレフ型のブックシェルフタイプ |
ウーファー部は反応の速いマグネシウムオブリコーンの可能性をさらに引き出すために、磁気ギャップの対象性を高めた磁気回路や、追随性のよいダンパー形状を採り入れることなどで、より高いリニアリティを獲得させている。またアルミショートリングと銅キャップを採用したT型のポールピースにより、電流ひずみを大幅に低減するとともに、微小な音も正確に再現。ひずみ感の少ない自然な音楽再現を可能にしている。
トゥイーター部はマグネシウム素材の良さを活かすため、振動板とボイスコイルボビンを一体化し、メカニカルロスなく駆動させることを可能にしている。これによって、微小振幅のリニアリティが大幅に高められるとともに、艶やかでクリアな高域を実現している。
![]() | ![]() |
本機に採用されたパーツ群を展示 | バッフル・天地・裏板を一体化した強固な内部構造体を採用 |
キャビネット形状は定在波を回避するため、背面をスラントさせた「リア・テーバード」形状を採用。側板にはMDFをチェリー突き板でサンドイッチした板材を用い、チェリー無垢材の響棒による側面補強を施すことにより、キャビネットの響きをコントロール。“ひとつひとつの楽器が見えてくるような、心地よいサウンドを実現している”という。
![]() | ![]() |
大型のスピーカーターミナルを搭載 | 背面をスラントさせた「リア・テーバード」形状を採用 |
■同社スピーカーの銘機「SX-3」の開発テーマをDNAとして継承させた
本日、ビクターは新製品の記者発表会を開催した。はじめに同社の“音づくり”のコンセプトを、AVシステムカテゴリー単コングループ 主席の高田幸一氏が説明した。
![]() |
高田幸一氏 |
![]() | ![]() | ![]() |
ビクターがオーディオ製品に掲げる「原音探究」のコンセプトがSX-M3にも投入されている | サランネットを被せた状態。銀白色のマグネシウムコーンが透過して見える印象的なデザイン | 銘機SX-3(写真左)のコンセプトが新製品にも活かされている |
続いてSX-M3の商品企画の概要を、AVシステムカテゴリー新商品企画部の馬渡重光氏が説明した。
![]() |
馬渡重光氏 |
また、オブリコーン技術を投入した“Lシリーズ”と“Mシリーズ”の関係について説明した馬渡氏は、「Lシリーズは“ライフ”がテーマ。オーディオやホームシアターをはじめ、生活に彩りを添えるスピーカーを目指してきた。今回のMシリーズでは、より音楽の側にシフトさせ、オーディオを高音質に楽しみたいユーザー層を刺激して行きたい」とした。またMシリーズが狙うターゲットについては「今のところは日本市場でのみ展開を考えている。団塊の世代、団塊ジュニア層を中心に、元気な日本の音楽ファンにアピールして行きたい。おそらくメインのターゲットは、1970〜80年代のオーディオブームに青春時代を過ごした、現在50歳前後の方々となると考えている。SX-M3が実現する高音質オーディオに触れ、趣味の時間を充実していただきたい」と抱負を語った。
最後にAVシステムカテゴリー技術部 音響設計グループの北岩公彦氏がSX-M3の技術的な特徴を紹介した。
![]() |
北岩公彦氏 |
北岩氏は今回振動板の素材にマグネシウムを使った理由を「金属系の中でも優れた軽量性と、音にクセが乗らないという特徴を評価した。その成果としてスピーディーな立ち上がり、立ち下がりを実現し、音楽が本来持つサウンドを自然に再現することが可能になった」と説明した。この日の発表会で北岩氏は、クラシックからジャズ、ロック・ポップスまで多彩なジャンルの音楽を選び、SX-M3で詩奏。その優れたパフォーマンスを証明してみせた。
【問い合わせ先】
日本ビクター(株)お客様ご相談センター
TEL/0120-2828-17
(Phile-web編集部)
製品詳細
| ジャンル | スピーカーシステム |
|---|---|
| 名称 | スピーカーシステム |
| ブランド | VICTOR |
| 型番 | SX-M3 |
| 発売日 | 2008年6月上旬 |
| 価格 | ¥99,750(1本・税込) |
|
・日本ビクターの製品紹介ページ | |
【SPEC】●形式:2ウェイバスレフ型 ●スピーカーユニット:高域用1.9cmドーム型スピーカー、低域用14.5cmコーン型スピーカー ●定格入力(JIS):30W ●最大入力(JIS):120W ●定格インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:50Hz〜65kHz ●出力音圧レベル:88.0dB/W・m ●クロスオーバー周波数:3.5kHz ●外形寸法:217W×358H×276.5Dmm ●質量:11.5kg
関連記事
- ビクター、8.5cmフルレンジのウッドコーンSP自作キット第2弾を発売[2007/10/11]
- ビクター、ウッドコーンスピーカーキットの組み立て/音質チューニング講座を開催[2007/03/08]
- ビクター、“ウッドコーンスピーカー”「SX-WD5」の自作キットを発売[2007/01/17]
- デジタルドメイン、同軸スピーカーなど新ブランド第2弾製品を発表[2008/05/08]
- ポーカロ・ライン、tangent「EVOシリーズ」に3モデル追加 − 明日のハイエンドショウでお披露目[2008/05/08]
- 村田製作所、“ハーモニック・エンハンサー"「ES105A Suono」 − 体験試聴会も実施[2008/05/01]
- リンジャパン、スピーカーシステム「AKURATE」のSEモデルを発売[2008/04/28]
- フォステクス、パワードニアフィールドモニター「NF-4A」を発売[2008/04/10]
- 炭山アキラ氏が基本原理から解説 − 「入門スピーカー自作ガイド」あす発売[2008/03/31]
- エソテリック、avantgardeの新ホーンスピーカー「DUO OMEGA」を発売[2008/03/21]









































