モニター・オーディオ、新フラグシップ“Platinum”が今夏国内発売へ

2007/01/26
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Monitor Audioの新フラグシップスピーカー「Platinum」シリーズ
(株)ハイ・ファイ・ジャパンが取り扱う、英国のオーディオブランドMonitor Audioの新フラグシップスピーカー「Platinum」シリーズが本年夏に日本国内で発売されることが明らかになった。


CES2007で公開されたPlatinumシリーズ
本シリーズは先に米国ラスベガスで開催されたCES2007にて、同社のプライベート・ブースで発表され話題を集めた(関連ニュース)。

新フラグシップとなるPlatinumシリーズには、同社のスピーカー開発における先端技術と、選りすぐった最上級の材料が投入された。今回発表されたのは、フロアスタンドタイプの「PL300」、ブックシェルフタイプの「PL100」、センタースピーカーの「PL350」の3機種だ。

同社のスピーカーシステムの特長としては、アルミとマグネシウムによる合金にセラミックコーティングを施した、独自のメタル系振動板「C-CAM」の採用が広く知られている。Platinumシリーズのトゥイーターには、超薄層のC-CAM振動板を採用するリボン型が新たに搭載された。


PL300

PL100
PL300は3ウェイ形式のフロアスタンドスピーカー。リボン型C-CAMトゥイーターは、周波数帯域100kHzまでカバーする広帯域再生を実現している。アルミ合金1層だけのコーンに比較して約150倍の硬さを持ち、優れた過渡応答特性を実現するRDT(Rigid Diaphragm Technology)を採用したC-CAMを、それぞれ4インチ・ミッドドライバー、8インチ・バスドライバーとして搭載している。

キャビネット部には、複数の木製単板を薄層状に重ねた素材によって剛性を確保するとともに、定在波と共鳴を防止する形状が採用されている。フロントバッフル部には、Platimumシリーズ共通の仕様となる天然革ストラススペイを貼り付け加工している。外装については、紫檀と黒檀を使ったキャビネットに11層にも及ぶピアノラッカー仕上げを施した贅沢なつくりとしている。またベース部には、自動車にも用いられている鋳造熱硬化性樹脂の重合体を採用している。

ブックシェルフタイプのPL100は、6.5インチのRDTミッド・バスドライバーとC-CAMリボントゥイーターを搭載した、コンパクト2ウェイスピーカー。センタースピーカーのPL350Cについては、PL300と同じドライバーによる、4ドライバーの仕様となっている。

それぞれ日本国内での販売価格についてはまだ未定となっているが、英国ではPL300が5,000ポンド(ペア)、PL100が2,300ポンド(ペア)、PL350Cが2,300ポンド(1本)で発売される予定だ。

【問い合わせ先】
(株)ハイ・ファイ・ジャパン
TEL/03-3288-5231

(Phile-web編集部)

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