REQSTの第5回イベント「今秋発売予定のスピーカー試作タイプを聴く」開催報告

2005/04/01
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先般このニュースにてご案内した、レゾナンス・チップで知られる、(株)レクスト(REQST Inc.)[旧レゾナンス・チップ・カンパニー(RCC)]による第5回のイベントが、3月26日(土)に都内・白山のレクストスタジオにて開催された。

このイベントでは、新しく同社製品ラインアップに加わった、エコ材シース採用の銀メッキOFCスピーカーケーブルZ-SPC01と、レゾナンス・キュービック、レゾナンス・スクエアのほかに、非常に注目できる現在開発中の最新アイテム、今秋発売予定のスピーカー試作タイプを発売に先駆けて聴くことができた。会場には、いち早く最新の音に触れたいオーディオファイルたちが集まり、ジャズやクラシックはもちろん、様々なソフトを用いて試聴が行われた。ここでは、その結果をご報告しておこう。以下、REQSTによるレポート。

―テーマ―
●秋に発売する小型ブックシェルフスピーカーを、先行公開
●新製品スピーカーケーブルZ-SPC01の実験
●RS-CUBIC+RS-SQUARE合体技の試聴

スタジオモニター用として開発されたフラットな特性、高耐入力ダブルウーファー仕様は、オーディオ再生においても有効に作用し、ジャンルを問わず良好でダイナミクスな再生音を得られそうです。
大音量再生のテストも行いました。ベースのスラップ音源を用い、段階的にボリュームアップ。小型ブックシェルフ型とは考えられない音量を出しながら、まだまだ余裕をみせるタフなスピーカーです。

新製品スピーカーケーブル“Z-SPC01”の試聴は、ケーブル交換による音色変化に着目するのではく、位相特性の良さを確認していただきました。
スピーカー、そしてソフト「さよならtoday/矢口博康」共に、素晴らしい位相再現特性を示します。こういったケーブルの位相確認実験には、基準となるにふさわしいと思います。

まず、“Z-SPC01”を接続した状態で、「さよならtoday/矢口博康」2曲目を再生します。
スピーカー間に展開するベースとテナーサックスの音に注目。そして、左右に少し首を動かしてみます。
次に、他社スピーカーケーブル(1.5mペア10万円弱クラス)に変更。
左右に首を動かすと、先ほどと違い、音像が乱れるのを全員が確認しました。
“Z-SPC01”に戻すと、首を動かすだけでなく、部屋全体を移動しても音の印象は変わりません。
スピーカーケーブルの音色は機器との相性もありますが、“Z-SPC01”の正確な位相再現能力をデモンストレーションできたのではないでしょうか。

その後、RS-CUBIC+RS-SQUARE合体技の試聴。
RS-CUBICをスピーカーケーブルの下に敷くと、音楽の生々しさが向上します。
更にRS-CUBICの下にベースとしてRS-SQUAREを敷くと、その効果が高まり生命力あふれる音楽がイベントルームに展開しました。

最後に、参加された皆様の新型スピーカーへのご感想をまとめると、
 ■ソフトを聴いて、エンジニアの意図がよくわかる
 ■従来のニアフィールドモニターにサブウーファーを加えたような低音再現性
 ■40Hzまで充分に感じられる
 ■モニターとして、こんなに聴こえて大丈夫か(笑)?
 ■箱鳴りがなく、筋肉質
 ■自分のスタジオで早く聴いてみたい
などです。

今秋の発売に向け、更なる高みを目指します。

・使用機材
スピーカー:REQST/プロトタイプ ver.1
プレーヤー:MARANTZ/DV8300
アンプ:FAST/T1-S
スピーカースタンド:ULTIMATE/MS36B2 H=92cm
スピーカーケーブル:REQST/Z-SPC01
RCAケーブル:REQST/RCC-Z

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