公開日 2010/06/18 12:00

USB経由で充電が可能 − iBasso Audioの“超小型ヘッドホンアンプ”の実力

注目ヘッドホン SPECIAL REVIEW
レビュー/高橋 敦
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今夏にデビューを果たした注目のオーディオブランド“iBasso”の新製品となる、超コンパクトサイズのヘッドホンアンプ「D2+ Hj Boa」「T3 Hj」を高橋敦氏がレビューする。

ヘッドホンを選ばない高音質な小型ポータブルアンプが登場

高品位かつ小型なヘッドホンアンプで知名度の高いiBasso Audio。「D2+ Hj Boa」はUSB入力対応の超小型ヘッドホンアンプ。USB経由で充電される内蔵リチウムポリマー電池で38時間ものバッテリー再生が可能だ。本体は小型だが大型ヘッドホンを的確に制動する。ベースを緩めずに、しかし太く描写するのは見事。ベースとドラムスはしなやかな音色と弾む感触も印象的だ。ギターも硬質ではなく倍音を生かした豊かな音色。女性ボーカルの柔らかな抑揚も優しく引き出してくれる。

D2+ Hj Boa

iPod touchとサイズを比較。熟練の職人が一台ずつ手作業でヘアライン加工を施したというブラッシュド・リッチブラックの筐体を採用する


本体フロントパネル。ヘッドホン出力とライン出力(デジタル入力時のみ)の2系統を搭載する

電源をONにするとフロントパネルのインジケーターが点灯する


「T3 Hj」はさらに超々小型なヘッドホンアンプで、マッチ箱より小さい。こちらもUSB充電のリチウムポリマー電池を内蔵しており、再生時間は38時間。ボリュームポットに定評あるアルプス電気製を採用するなど、音質や信頼性へのこだわりも見える。

T3 Hj

携帯プレーヤーのヘッドホン出力に「もう一押し」を加えて、音質的にはエッジを強め、硬質な力強さを打ち出す。ロック系の曲との相性は特に良好だ。

T3 HjとiPod touchとのサイズを比較。互いはステレオミニケーブルで接続する

本体内蔵のリチウム充電池はUSB経由で充電できる


側面にボリュームダイアルを搭載

反対側側面には電源とゲイン調整のボタンを備える

携帯プレーヤーと一緒に持ち歩くポータブルヘッドホンアンプは近年に確立されつつある新市場。そこに参入する新ブランドが、意欲と実力とを示した好製品と言える。

【D2+ Hj Boa SPECIFICATIONS】
●周波数特性:17Hz〜20kHz、±0.5dB(DAコンバーター)/17Hz〜100kHz、-0.5dB(アンプ) ●S/N比:-97dB(DAC)/-104dB(アンプ) ●最大出力:125mW+125mW(16Ω) ●電源:内蔵リチウムポリマーバッテリー ●電池持続時間:連続約38時間(使用条件によって短くなる場合があります) ●充電時間:約3時間 ●ヘッドホンインピーダンス:推奨8〜300Ω ●外形寸法:51W×21H×82Dmm ●質量:108g

【T3 Hj SPECIFICATIONS】
●周波数特性:20Hz〜100kHz、-0.5dB ●S/N比:-98dB ●最大出力:76mW+76mW(16Ω) ●電源:内蔵リチウムポリマーバッテリー ●電池持続時間:連続約38時間(使用条件によって短くなる場合があります) ●充電時間:約2.5時間 ●ヘッドホンインピーダンス:推奨8〜300Ω ●外形寸法:37W×10H×64.5Dmm ●質量:28g

【問い合わせ先】
ヒビノインターサウンド(株)
TEL/03-5783-3880


高橋 敦氏 プロフィール
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退。大学中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。

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