ガジェット 公開日 2023/06/02 16:31

クアルコム、任天堂やソニーと「将来の携帯ゲーム機」について協議したとの噂

任天堂とのパートナーシップは考えにくそう
Gadget Gate
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
携帯ゲーム機市場は、2017年にNintendo Switchが(据え置きと両対応という形で)登場してから独占している印象があったが、最近にわかに活気づいている。まずPCゲームが遊べる「Steam Deck」が登場して人気を集め、先月にはASUSが「ROG Ally」を国内発表。さらにソニーもPS5リモートプレイ機「Project Q」をお披露目して、PS Vitaの生産終了から数年ぶりに“復帰”を表明している。

そんななか、米クアルコムも任天堂やソニーと携帯ゲーム機について話し合ったとの噂が報じられている。

未発表のAndroid製品に詳しいリーカーRevegnusのツイートによると、最近クアルコムのシニアバイスプレジデントであるAlex Katouzian氏は、任天堂およびソニーと「将来の携帯ゲーミングデバイス」に関して協議したという。これが実際の事業提携に繋がるかどうかは不透明とのことだ。

クアルコムが携帯ゲーム機市場に興味を示しているとの噂は、今回が初めてではない。数年前にも、本体の左右にJoy-Con風の着脱式コントローラーを備え、スマートフォンを分厚くしたような形状のハードウェアを開発しているとの証言もあった。チップセットにSnapdragonシリーズを採用、Google PlayストアやEpic Gamesストアアプリも搭載されるという、かなり具体性ある情報だった。

ソニーと任天堂ともに他社からチップを調達しているのに対して、クアルコムはSnapdragonシリーズを自社開発している。そのチップを搭載した他社製Androidスマートフォンが「ゲーム機」として活躍していることから、同社が直接ゲーム事業に参入したとしても不思議ではない。

その場合、クアルコムはスマートフォン向けチップではなく、携帯ゲーム機に特化したプロセッサーを用意するのかもしれない。すでにAndroidゲーム機向けSnapdragon G3x Gen 1が投入されており、その延長上に位置する可能性もある。携帯ゲーム機はスマホよりも筐体が大きくて放熱もしやすく、チップのパフォーマンスも上げやすいだろう。

ちょうどクアルコムは、新たなCPUコア「Oryon」を今後のチップセットに導入する見通しだ。1つには2世代後のハイエンドスマホ向け「Snapdragon 8 Gen 4」であり、次期「Snapdragon 8 Gen 3」を大きく凌駕するとの噂もある。

もう1つはノートPC向けの「Snapdragon 8cx Gen 4」。こちらはマルチコア性能に限れば、アップルの次期チップ「M3」を圧倒するとのリーク情報もあった。

おそらく性能だけであれば、クアルコムによるチップセットはゲーム機向けに何の問題ない。が、同社にはゲームビジネスの経験もノウハウも欠けており、そのために上記の自社製ゲームハードも未だに世に出ていないと推測される。

しかし、PlayStationブランドのゲームをPCに移植するなどマルチプラットフォームに積極的なソニーはさておき、任天堂が自社ゲームをそのままの形で他社ハードに提供するとは考えにくい。実際、同社のモバイルゲームはスマホ向けにアレンジしたものばかりだ

ともあれSnapdragon系であれば、携帯ゲーム機でネックとなりやすいバッテリー持ちの短さが解消されるはず。ゲーマーにとってもハードの選択肢が多いに越したことはなく、続報を待ちたいところだ。

Source: Revegnus(Twitter)
via: Wccftech

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 アップル、「Apple Music」を値上げ。「Apple TV」含む「Apple One」も
2 アップル、iPhone全モデルを一斉値上げ。iPhone 17は142800円からに
3 エミライ、FIIOやiFi audioなど4ブランドの一部製品を8/3に価格改定。値下げ製品も
4 USBメモリのデータが消えるかも? 長期間放置してはいけない理由
5 B&Wの音に惚れこみ4.1.4chサラウンドを統一! 2chとDolby Atmosどちらも高音質で楽しめる趣味室
6 SHANLING、シリーズ最小最軽量ポータブルCDプレーヤー「EC Play」
7 テレビの“黒”はここまで進化した。新世代のパナソニック有機ELビエラ「Z95C」の実力をレビュー
8 <ヘッドフォン祭mini>RME「ADI-2 Pro EX」初登場!ドライバー構成多彩なイヤホン/アップグレードケーブルも豊作
9 SHANLING、デュアルDAC搭載の超小型DAP「M0 Pura」。USB-DAC/トラポ機能も装備
10 <ヘッドフォン祭mini>SHANLINGのコンパクト&高音質モデルが多数登場/Meze Audio新平面ドライバー搭載ヘッドホン世界初お披露
7/21 10:55 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix