2018/11/19
Wink結成30年を経て登場した“オリジナル・マスタリング” UHQ-CD、その制作背景に迫る
Winkの30周年を記念して7月11日から3ヶ月にわたって全15タイトルがオリジナルリマスターUHQ-CDとして発売された
Winkデビューからちょうど30年となる4月27日に発売された8枚のEP
今回のオリジナル・リマスターにあたってキーパーソンとなった(株)ポリスターの中澤亮司氏(左)とJVCマスタリングセンターのマスタリング・エンジニア小林良雄氏(右)
「ストーリー性もあるアイドルなので、最新のテクノロジーでどこまでのものが作れるかということにテーマをおいた」と話す中澤氏
今回のリマスターは、JVCマスタリングセンターのカスタマイズによるスチューダーA-80を使ってオリジナルマスターテープから行っている
「古いデジタルマスター特有の高域で感じる痛い音の部分にポイントを絞って、柔らかくするということをしました」と話す小林氏
EQの前後に使用するのはオヤイデの「AR-910」
システム全体のS/Nを左右する電源周りにもこだわりが。電源ケーブルもオヤイデ製を採用している
EP盤とUHQ-CD盤。双方の製作中にワイヤリングを変更したことによる違いも隠れた注目ポイントのひとつ
「我々が意図したテーマを理解していただいて楽しんでいただけているのも嬉しい」とその手応えを話す
今回改めてWINKのリマスターを担当したことで、当時は気づかなかった魅力にも気づいたそうだ