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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ブラームス：ヴァイオリンソナタ全集
タスミン・リトル クラシック 無 FLAC WAV96kHz/24bit
レーベル：Chandos 配信サイト：e-onkyo music
■山之内 正レビュー
数多いヴァイオリニストのなかで筆者が特に好んで聴く奏者の一人がタスミン・リトルである。芯が強く豊かな潤いをたたえた美しい音色での叙情的表現が素晴らしく、特にロマン派作品での表現力の豊かさにはいつも感心させられる。ピアーズ・レーンと組んだ今回のアルバムはブラームスのソナタ3曲を一気に録音したもので、リトルの魅力をたっぷり味わうことができる。なかでもアダージョの歌いかけるような自然なフレージングにはじっくりと耳を傾けたい。収録会場のポットンホールは器楽曲や室内楽曲の優秀録音が多く、今回も親密感のある自然な音色が素晴らしい。
（96kHz/24bitFLAC で試聴）
総合点
9.3点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.3点
ディテール9.2点
透明感9.4点
空気感9.4点
質感9.5点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック
