優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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ブリテン&ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲集

アラベラ・シュタインバッハ、ユロフスキ指揮ベルリン放送交響楽団 クラシック FLAC WAV DSD(2.8MHz)
96kHz/24bit
レーベル:Pentatone 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
ブリテンとヒンデミットがヴァイオリン協奏曲を完成させたのはいずれも1939年、第2次大戦が始まる不安定な時期に対照的ともいえる作品を残している。その2作品を一枚のアルバムにまとめたこの音源は、アラベラ・シュタインバッハの音楽的表現の深みをあらためて気付かせてくれる。E線の最高音域からフラジオの超高音域にかけての独自の鋭い音色と微妙なハーモニーには再生システムの真価を問う重要な情報が含まれているので、再生環境によって音色や響きが微妙に変化する。
(DSD 2.8MHzで試聴)

総合点 9.4
低域の伸び9.3点 高域の伸び9.4点 セパレーション9.2点 ディテール9.3点 透明感9.4点 空気感9.4点 質感9.3点 静寂感9.3点 残響 奥行き 音像 アタック