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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
Blood Sugar Sex Magik
Red Hot Chili Peppers ロック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル：Warner Bros. 配信サイト：e-onkyo music
■高橋敦レビュー
ジョン・フルシアンテ氏在籍第一期の最後の作品。前作までの流れと氏復帰後の音楽性の変化を考えれば、それまでのレッチリの集大成でありつつその後の道筋も同時に示している特異点的な作品かもしれない。ファンクネスを受け継ぎつつよりヘヴィ、加えてメロディ志向の萌芽も見える。凝ったサウンドプロダクションは言い換えれば生っぽくはないということなので、例えばスネアドラムの響きが妙に左右に振られている曲など、そこは好みではない方も少なくないかとは思う。だがフリー氏のカーボン製ネックの腰の強いベースサウンドがいちばん活躍しているのはこの時期であり、それが好き、それを満喫したいという方ならこの作品は外せない。録音的にもベースサウンドのクオリティは問題ない。まあ何しろ曲と演奏が素晴らしいので、録音クオリティとかCDかハイレゾかとかはあまり気にならないというのが正直なところだが。
総合点
9.2点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.1点
ディテール9.1点
透明感9.1点
空気感9.2点
質感9.2点
静寂感9.1点
残響
奥行き
音像
アタック
