優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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シークレット・ラヴ・レター

リサ・バティアシュヴィリ、指揮:ヤニック・ネゼ・セガン、フィラデルフィア管弦楽団 クラシック FLAC
96kHz/24bit
レーベル:Deutsche Grammophon(DG) 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
ウクライナで書かれたシマノフスキのヴァイオリン協奏曲に寄せるバティアシュヴィリの思いは特別なものがありそうだ。同郷の若手ピアニスト(ギガシヴィリ)と共演したフランクのソナタも素晴らしいが、シマノフスキとショーソンの独奏ヴァイオリンの濃密かつ官能的な音色は聴き手の耳を強く刺激する。非常にダイナミックレンジの大きな録音なので、CDで聴くよりも表情の起伏の大きさやオーケストラの振幅の大きさがリアルに伝わってくる。2022年1月フィラデルフィア、2022年4月ベルリンで録音。
(FLAC 96/24にて試聴)

総合点 9.4
低域の伸び9.4点 高域の伸び9.4点 セパレーション9.4点 ディテール9.3点 透明感9.3点 空気感9.4点 質感9.4点 静寂感9.4点 残響 奥行き 音像 アタック