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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
No Stranger To Love
Roy Ayers その他 無 FLAC192kHz/24bit
レーベル：Roy Ayers 配信サイト：e-onkyo music
■高橋 敦レビュー
今やジャズ・ファンク・ソウル界隈のレジェンドであり、その楽曲はサンプリングの元ネタとして多用されている、ロイ・エアーズ氏の1980年作品。カバーも含めて、当時すでにクラシックだった名曲のカバーから今やクラシックとなったオリジナル名曲までが収録されている好アルバムだ。グルーヴィなリズムに高揚感を煽るストリングス、甘いボーカル、そしてロイ・エアーズ印なヴィブラフォン。そのメロウでグルーヴィな楽曲に似つかわしく、サウンドもしなやか。帯域にせよダイナミクスにせよワイドレンジな再生能力は必要ないが、限られたレンジの中での描写の解像度みたいなところはほしいので、結局は現代的なサウンドシステムで聴くのが正解かもしれない。でありつつ「どんな環境で聴いてもなんかいい音」的なサウンドの典型でもあるので、様々なシステムで聴いてみて「何をどうしてもやっぱりいい音」を体感してみるのも面白いかも。同年代の楽曲「ルパン三世 愛のテーマ」のあのスウィートさが好きな方にもおすすめ。
（FLAC 192/24にて試聴）
総合点
9.3点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.2点
ディテール9.2点
透明感9.2点
空気感9.3点
質感9.3点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック
