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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ベートーヴェン：交響曲第7番
指揮：テオドール・クルレンツィス、ムジカエテルナ クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル：Sony Classical 配信サイト：e-onkyo music
■山之内 正レビュー
クルレンツィスとムジカエテルナのベートーヴェンは昨年の第5番で話題が沸騰。第2弾として登場した今回の第7番も仕掛けが豊富で最後まで耳が離せない。しかし、そのアプローチは第5番以上に理にかなったもので、各楽器の関係を整然と浮かび上がらせ、内声の動きも鮮やかに聴き取れるなど、曲の構造が細部までよくわかる方向で一貫している。短い音符は鋭く、クレッシェンドも急峻だが、ウィーンのコンツェルトハウスの余韻を巧みに取り込んだ録音のおかげで響きに硬さはなく、エアー感たっぷりで風通しも良い。
（FLAC 96/24にて試聴）
総合点
9.4点
低域の伸び9.4点
高域の伸び9.4点
セパレーション9.4点
ディテール9.4点
透明感9.3点
空気感9.5点
質感9.4点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック
