優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲

ユリア・フィッシャー クラシック FLAC DSD(2.8MHz)
96kHz/24bit
レーベル:PENTATONE 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
ユリア・フィッシャーが2004年に録音した無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータは、SACDやLPレコードなど複数のフォーマットで繰り返し発売されている。今回紹介するDSD音源を聴くと、演奏会場(アムステルダム、ドープスヘヅィンデ教会)の余韻を意識しながらの自然なフレージングや吟味された美しい音色などの特徴がいっそう際立つ。空気の動きだけでなく空間の密度や温度感まで忠実にとらえた優れた録音であることにあらためて気付かされる。バランスエンジニアはジャン=マリー・ヘイセン。
(DSD 2.8にて試聴)

総合点 9.5
低域の伸び9.4点 高域の伸び9.5点 セパレーション9.4点 ディテール9.4点 透明感9.5点 空気感9.5点 質感9.5点 静寂感9.5点 残響 奥行き 音像 アタック