トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2020/08/15 07:00
【連載】ガジェットTIPS

FPSゲームを楽しみたい! 液晶モニター選びのポイントは?

海上忍
FPSゲームに使う液晶モニターが欲しい、という声をよく耳にします。理由を聞くと、誰にもジャマされずゆっくり楽しみたいというだけでなく、機能的な理由を挙げる人も多いようです。

選ぶ際のポイントは、「応答速度」と「リフレッシュレート」。応答速度とは、画面を構成する1つ1つの点(画素)がある色から他の色へ、たとえば緑から赤へと変化する速度を意味します。この数値(単位はms、1msは1000分の1秒)の小さいほうが応答速度に優れ、残像感が少ないシャッキリした描画が得られます。

1ms/144Hz対応モデルの一例、ZOWIE「XL2430」

応答速度に併記される「GTG」も重要です。GTGとはGray To Grayの略で、ある中間階調から他の中間階調への変化速度を意味します。応答速度は黒から白など点灯した状態から消灯した状態(あるいはその逆)に変化する時間を測定しますが、実際にはそこまで極端な切り替えが行われることは少なく、中間階調から中間階調へと切り替えられることが多いため、実用的な速度を知るにはGTGが適しています。

また、リフレッシュレートにも注目しましょう。リフレッシュレートとは、液晶モニタが1秒間に描画できる回数のこと。性能を表す単位は「Hz(ヘルツ)」で、60Hzの場合は毎秒60回画面が書き換えられることを意味します。一般的に、この値が高いほど人間の眼には滑らかな映像として映るため、120Hz、240Hzなどとリフレッシュレートの高いほうが高性能だといえます。

そのほかにFPSで気になる現象として、映像が左右にズレて見える「ティアリング」、カクついて見える「スタッタリング」があります。いちばんの対策は、可変リフレッシュレート技術に対応しているモニターを選ぶこと。AMDが開発した「FreeSync」とNVIDIAの「G-SYNC」という2種類が存在するため、PCに搭載されているGPU/グラフィックボードに応じて選択しましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB