トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2023/05/08 12:14
ソフトウェア的にMFiチップを無効化する?

EU、USB-C化が噂される“次期iPhone”に警告。「非認証ケーブルの機能制限は認めない」

多根清史
昨年、EUでは2024年秋までにスマートフォンやノートPC等の家電製品につき、有線充電の規格をUSB-Cに統一する法案が可決された。この通称「USB-C統一法」を受けて、アップルは今年秋の「iPhone 15」シリーズに全モデルともLightning端子に代えてUSB-Cポートを搭載することが確実視されている。

今年3月にはiPhone 15のUSB-Cポートはアップルが認証した機器、いわゆるMFi認証品以外では充電速度もデータ転送速度も制限されると著名アナリストが述べていた。高速充電は「MFi認証に最適化」、すなわち認証チップ(アップル自社製品およびMFi認証済み製品に搭載されるチップ)を欠いた製品では、フルパワーで充電できない可能性があるというわけだ。

この噂に基づき、欧州委員会のティエリー・ブルトン委員が「USB-Cケーブルの機能を制限することは認められず、USB-C統一法が施行されるとEUでiPhoneが販売できなくなる」との趣旨を警告する書簡をアップルに送付したと報じられている。

ドイツ紙Die Zeitによると、欧州委員会は3月中旬にもアップルに同様の警告を発したという。その後4月初めにも、欧州議会のアレックス・アギウス・サリバ議員がFacebookで噂話に言及し、これが本当なら「法律に直接違反する」と主張。そして実際に欧州委員会との緊急会議を開催し、アップルにも担当者を出席するよう要請していた(アップルは招待を拒否)。

Zeit紙によると、EUは今年の第3四半期までに、本法律の「統一的な解釈」を確保するためのガイドを公表する意向だという。また欧州議会・域内市場委員会のアンナ・カヴァッツィーニ議長も、アップルがEUの規制を回避しようとしていると非難しているとのことだ。

アップルがiPhone 15シリーズに繋いだ非認証USB-Cケーブルの機能を制限することは、今のところ単なる噂話に過ぎない。すでにiPadやMacBookにはUSB-Cが採用されているものの、MFi認証チップは搭載されておらず、サードパーティ製ケーブルで充電やデータ転送速度が抑制されたとの報告も確認されていない。

しかし噂が本当であれば、アップルもEUとの正面対立を避けようとするはず。発表・発売が9〜10月とすればあと数か月もないが、iPhone 15シリーズにMFi認証チップが積まれていても、ソフトウェア的に無効にするのかもしれない。

Source: Die Zeit
via: MacRumors

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ネットワークスイッチの導入は、早い方が吉!DELA「S100/3」は空間描写性を大きく高める
2 古いスマホを音楽再生機に変えるアプリ「reTONE」、ベータ版を10/23公開
3 Nothing、“歴代最大”のバッテリーを搭載したミドルクラススマホ「Phone (4b)」
4 【TIAS事前告知】D&M、デノン/マランツ/B&W/DALIの注目製品デモや豪華ゲストによる特別講演を実施
5 ヤマハ、幅60cmのコンパクトなドルビーアトモス対応サウンドバー「B200A」。音場表現と低域再生を強化
6 【インタビュー】ハイセンスの存在感を高める心臓部「RGB MiniLED」、テレビ市場のさらなる躍進に大きな手応え
7 フォステクス「GS83A-VB」「GX160BJ」試聴会、10月24日・25日にオーディオユニオン大阪店で開催
8 「iPhone Duo」「iPhone 18 Pro Max」、アップルストア店頭での予約なし販売は当面実施せず
9 ジョーシン日本橋店、B&W「800 D5シリーズ」発売・展示開始記念の試聴イベント。11/23開催
10 【ミニレビュー】音像のなまめかしさに惚れる。オーディオみじんこのフラグシップXLRケーブル「妖刀XLR」
10/21 14:55 更新

WEB