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公開日 2023/05/02 13:55
車盗難対策としては安上がり

ニューヨークで「AirTag」500個が無料配布へ。自動車の盗難対策

多根清史
アップルの忘れ物トラッカーAirTagは、本来は落とし物・なくし物を探すためのタグ製品だが、一方では車泥棒が逮捕されるきっかけとなることが多い。たとえば持ち主が盗まれたレンジローバーの場所を突き止めたところ、ほかに数台の盗難車が見つかった事件もあった。

そうした「実績」からか、米ニューヨーク市が増えつつある自動車盗難に対処するため、市民に500個のAirTagを配ると発表した。

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は、先週末の記者会見でこの計画を明かし、AirTagを「本当に素晴らしい創意工夫の逸品」と称賛した。これら500個のAirTagは、非営利団体Association for Better New Yorkから寄付されたものだという。

現地の自動車盗難は、2023年に入ってから前年の同時期よりも13%増加しているとのこと。無料AirTagの配布は、その中でも24%も増えたブロンクス区に集中させると表明されている。

アダムス市長は「このシンプルな製品AirTagは、人が気づかない車の場所に隠せる、優れた追跡装置だ」「監視するのは簡単だ。車の位置がリアルタイムでわかる」と説明。さらにNYPD(ニューヨーク市警)のパトロールチーフは「あなたのスマートフォンには警告が表示される。誰かがあなたの車に乗っていて、盗まれていると分かる。できるだけ早く911(緊急通報サービス)に電話するように」と付け加えている。

ことさらに警察に連絡するよう強調しているのは、被害者が自力で窃盗犯を追跡することが非常に危険だからだろう。AirTagを使って盗まれたバイクを追った男性が殴られ、鼻の骨を折る大けがをしたこともあった。

ちなみに警察が自動車にAirTagを取り付けるよう呼びかけることは、今回が初めてではない。昨年秋にも、英シェフィールド・ノースウェスト警察が「低価格のトラッカーを車内に積むことを検討するよう勧める」とツイートしていた。

もっともAirTagによる車泥棒対策は、いくつかの欠点がある。まず、AirTagは持ち主の元を離れてから8時間後と24時間後に自動的に音が鳴る。また音を発するとき、近くにあるiPhoneに他人のAirTagが一緒に移動しているとの警告も表示する。いずれも、本来はストーカーが悪用することを防ぐための仕組みだが、車泥棒もいずれ自分が追跡されていることに気づくだろう。

とはいえ、車のどこにAirTagが仕込まれているかは意外と分かりにくい。ストーキングの被害者が整備工場に持ち込み、ようやくタイヤ近くのサブフレーム内から見つかったこともあった。いざという時のために、愛車の中にAirTagを隠しておくのもよさそうだ。

Source: CBS New York(YouTube)
via: 9to5Mac

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