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Astell&Kern「PD10」にフルAndroid OS化アップデート。Qobuz Connectもサポート
編集部:成藤正宣アユートは、同社取り扱いブランドAstell&Kern(アステル アンド ケルン)のDAP「PD10」において、ファームウェア・アップデート “v1.02” の提供開始をアナウンス。Google Playからのアプリインストールが可能になる「フルAndroid OS」アップデートなどが行われる。本アップデートは、ネットワーク経由のOTA(Over-the-Air)方式にて順次提供される。
フルAndroid OSは、同ブランドではフラグシップモデル「A&ultima SP4000」から採用されたもので、一般的なAndroidスマートフォンのようにGoogle Playストアからさまざまなアプリを追加することが可能となる。Android OSの仕様であるサンプリング変換の対策も施されているため、音楽ストリーミングサービスの再生アプリの音源も、余計な変換処理を挟まず楽しめる。
また、同じくSP4000で採用されたアップサンプリング機能「Advanced DAR」機能も追加。アップサンプリング処理の前に倍音復元を行う2段階のアプローチにより、従来のアップサンプリング機能よりも一層オリジナルレコーディングに近い、深く没入感のあるサウンドが味わえるとしている。
このほかアップデートでは、高音質音楽ストリーミング/ダウンロードサービスQobuzとシームレスに連携できるQobuz Connectをサポート。ユーザーインターフェース(UI)も、ブランド最新の第4.5世代UIへと更新される。
PD10は、Astell&Kernより今年5月に発売されたDAP。同ブランドの従来製品とは異なるコンセプトで開発されており、接続するヘッドホン/イヤホンに応じて最適なアンプ回路を自動的に切り替える「インピーダンス適応型デュアルアンプ」と「スマートゲイン機能」、ホームオーディオシステムに組み込む専用ドッキングクレードルの付属などが特徴。
その一方、AKMの「AK4498EX」4基と「AK4191EQ」2基を組み合わせたデジタル/アナログ分離設計「HEXAオーディオ回路構造」、主要回路を一体化することで電源ノイズの除去/効率的な電源管理/低歪な増幅を実現する「TERATON ALPHA」ソリューションなど、これまで培った独自の音質設計も兼ね備えた設計となっている。
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