ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
<OTOTEN>MUTECのリクロック機能付きDACが早くも来日/AKGの国内限定ヘッドホン「K240 STUDIO Limited Edition」
編集部:松原ひな子日本オーディオ協会による国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN 2025」が6月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり東京国際フォーラム(有楽町)で開催されている。本稿では、D棟5階・ホールD5にあるヒビノ、日本音響エンジニアリング、カナルワークス、ワンモアの出展内容をレポートする。
ヒビノはドイツで初披露となったMUTECの注目モデルを参考展示
ヒビノのブースでは、MUTECの(ミューテック)の注目モデルが参考展示。ブランドを代表するロングセラーモデルであるクロックジェネレーター「MUTEC MC3+USB」の限定モデル「MC-3+USB Gold LIMITED」を筆頭に、クロックジェネレーターの全ラインナップを展示している。
中でも見逃せないのはドイツ・ミュンヘンのオーディオイベントでお披露目されたブランド初のD/Aコンバーター「ASTRALIUS」。MUTEC MC3+USBに採用したクロックジェネレーターが本体に内蔵されており、高水準のリクロック機能も備えたモデルとなっている。発売時期は2025年の秋冬を予定。価格は未定とのこと。
クロックジェネレーター単体とのリクロック機能の違いとして、MUTEC MC3+USBではPCM 192kHzまでの対応だったが、ASTRALIUSは768kHzまでに進化。ヘッドホンアンプ、電源部なども刷新し、全体の音質向上も図ったとしている。
本体はデジタル/アナログ両方の出力端子を備え、ほかのD/Aコンバーターにデジタル接続することで、D/Dコンバーターとしても使用できる。デスクトップオーディオでのリスニングだけでなく、ヘッドホンでのモニタリング、HiFi機器との組み合わせも可能としている。
AKGからは「K240 STUDIO-Y3」の国内限定モデル「K240 STUDIO Limited Edition」をはじめ、有線ヘッドホン各種を展示。K240 STUDIO Limited Editionはオリジナルモデルから音質面の仕様を引き継ぎ、特別なカラーリングを施したモデル。担当者は「カラーにはかなりこだわって、試作機の作成を何度も繰り返しました」とコメント。発売時期は2025年内、価格は1万円以下を予定しているという。
日本音響エンジニアリング/カナルワークス/ワンモア フォトレポート
日本音響エンジニアリング
日本音響エンジニアリングは、「真耳Online」の聴能トレーニングを体験展示。
オリジナル音源、ならびに同音源の125Hz、500Hz、2kHz、8kHzの音域をそれぞれ聴いたのちに、ランダムな順番で再生される音を聴いて、どの帯域の音が流れているかを回答する。もとは機器設計のためのトレーニングとしてプロオーディオ向けに活用されていたものだが、よりよい製品選びや、理解にも役立つとして今回展示を行ったという。
カナルワークス
カナルワークスは、カスタムIEMの全ラインナップの展示、ならびに相談受付を実施。注目はLDAC/AACコーデックに対応する2pin Bluetoothケーブル「ワイヤレスケーブル3」とのこと。3世代目となる本モデルはFIIOとのコラボで開発を行った。
従来はバッテリーが別体となったデザインだったところ、ケーブルとレシーバーの2アイテム構成に刷新。軽量化を実現、レシーバーで音量操作や曲送りなどの基本操作も可能で、使い勝手が大きく向上したと教えてくれた。
ワンモア
ワンモアは鹿島建設の立体音響スピーカー「OPSODIS 1」を出展。独自の「OPSODIS技術」で音の空間制御を行い、音の立体感や臨場感を高めたモデルで、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で6月30日(月)までプロジェクトを実施中。
- トピック
- AKG
- MUTEC
- OTOTEN 2025