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公開日 2017/02/15 17:37
ヘッドホンアンプも搭載

シーラス・ロジック、モバイル機器向けハイエンドDAC「CS43130」。DSDやNOSモード対応

編集部:風間雄介
米シーラス・ロジックは現地時間2月14日、モバイルデバイス向けの高品位オーディオDAC「CS43130」を発表した。また、業務用オーディオ向けDAC「CS4399」もあわせて発表した。

モバイルデバイス向けの高品位オーディオDAC「CS43130」

「CS43130」と「CS4399」は、ともにアナログ/デジタルフィルターアレイのチャネルごとに512の個別のDACを用い、広帯域のハイレゾ音源を高音質で処理する。

CS43130は優れたハイファイオーディオ再生と超低消費電力の両方を実現するため、ゼロから開発されたヘッドホンアンプ搭載DAC。THD+Nが-108 dB、ダイナミックレンジが130dBとなる。また消費電力はほかのモバイル向けオーディオDACの4分の1未満の23mWを実現した。

384kHz/32bitのオーディオ再生をサポートし、DSDやDSD DoPもサポートする。DSDプロセッサーは独自開発で、アナログオーディオの出力レベルにあわせてDSDとPCMのオーディオストリームを切替えられるという。

またCS43130はユニークな機能として、独自のノンオーバーサンプリング(NOS)エミュレーションモードを搭載。このモードを使用すると「最近のDAC設計から失われた自然なCDプレイヤーのサウンドを提供」できるとしている。

そのほか、アナログバイパススイッチも搭載。ハイファイ再生と音声通話モードをかんたんに切り替えられ、音声のみの場合は低消費電力になる。

また内蔵のアナログスイッチにより、別のコーデックからのヘッドホン出力をCS43130に入力することも可能だ。

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