HOME > レビュー > iFi audioテクニカルノート「xDSD ― プレミアム、ポケットに入るポータブル性、完璧」

【PR】「次なるデジタル再生」を秘めた可能性を解説

iFi audioテクニカルノート「xDSD ― プレミアム、ポケットに入るポータブル性、完璧」

公開日 2018/04/25 23:16 iFi audio(翻訳:生塩昭彦)
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

新しいボリューム・コントロール・システムが「サイバードライブ」の背後に

手短に言うと、私たちは「どちらの世界でも最高な」 新たな解決策を開発しました。完全にデジタルでコントロールしながら、ボリュームの調節自体はアナログ領域で行うのです。パワー・モード・スイッチングとボリューム・レベルがロータリー式のコントロール・ユニットに統一されているので、xDSDは、ボリュームが調節されるのに合わせて、パワー・モードを透明に、均等に適用していくことができます。

つまり、ボリューム・コントロールがデジタル・コントロール・システムのように動作し、解像度の全ての「ビット」が、アナログ・ボリューム・コントロールのように保持されるということです(DACチップ内部に組み込まれたデジタル・ボリューム・コントロールでは、リスニング・レベルが低いところで解像度が失われてしまいます)。

新しい「サイバードライブ」バッテリー・システムによって再生時間が伸びる

バッテリー電源で稼働する製品に関して、私たちは幅広いフィードバックを収集し、xDSDの電源面をゼロから設計し直しました。

背面に備えられた専用のマイクロUSBコネクターを充電ポートとして使用するので、電源がUSB Aオーディオ接続から引き出されることは決してありません。このUSB A端子はオーディオ専用なのです。

これに加えて、新しい3.8V/2,200mAhリチウム・ポリマー・バッテリー(3.7Vリチウム・ポリマー・バッテリーと同サイズ)によって、容量が+12%増します。これによって、電源コンセントに接続していない状態での再生可能時間が伸びるのです。

xDSDのバッテリー回路全体は、「サイバードライブ」のシステムがフルに支配しています。状態をモニターし、接続された充電元も常にモニターするのみならず、xDSDの使用方法をも管理するのです。接続状況と実際の使用状況に応じて、バッテリー・モードでの再生時間やバッテリーの持ちを最大限に伸ばすために、2つのモード(デスクトップ・モードとポータブル・モード)のどちらかが自動的に選択されます。

こういった特徴は、micro iDSD Black Labelでもすでに実現されていましたが、手動で設定する方式でした。ところがxDSDでは、これが全自動になり、比較すると分かりますが、はるかに広い範囲にわたって最適化されているのです。バッテリーが消耗した時には、xDSDは自動的に外部USB電源に切り替わり、何事もなかったかのように再生を続けます。

外出時は、使用するヘッドホンによって異なりますが、6〜8時間が典型的な持続時間です。

ヘッドホン用の最新の3D+MATRIXとXBASS+


3D+MatrixとXBass+もまた「サイバードライブ」コントロールで制御されるので、単一のマルチファンクション・ボタンによって全ての入力選択とこれらの機能のON/OFFを循環的に切り替えることができます。

全てのボリューム・レベルでフル解像度を保持する、純粋なアナログ・ボリューム・コントロールと共に、選択可能な3D+MatrixとXBass+機能は素晴らしい感度とパワー・パフォーマンスを生み出し、究極のヘッドホン体験の楽しみを実現します。

ライン出力モードで使用した場合は、3D+MatrixとXBass+はどちらもバイパスされ、2Vの信号がストレートに出力されます。

次ページ最新のポータブル・オーディオのノウハウを内包

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE